ずいぶんと深くまで、落ち込んでしまったときには。
とてつもなく悲しいことがあったとき、どうしたっていろんなことが上手くいかなくて、ふかいところまで、落ち込んでしまったとき。
映画の中で、彼女は。
「Tomorrow is another day .」(明日には、明日の風が吹くわ)
─ スカーレット・オハラ『風と共に去りぬ』(1939)
作品のなかで、愛する彼にかなり冷たくされちゃうスカーレット(いや、もうほんとに容赦なく冷たい)。ショックで彼女は取り乱しますが、少し考えて言い放ったのがこのセリフ。
「思いわずらっても、明日になれば、また風向きは変わる」。今日は、人生の日々のなかのたった1日にすぎないっていうこと。あたりまえのことなんだけれど、こんなときこそ、改めてそんなふうに思える心を持っていたいものです。
落ち込んで、涙が枯れてしまっても、いつだってスカーレットみたいに「ふたたび、明日を楽しみに」待っていたいですよね。