どうせ追っかけてこないし、あきらめよう。

 

週の終わりだし、一旦いろいろ「あきらめる」っていいかもしれません。

よく言いますよね?「手放さないと手に入れられない」的なこと。そんな格言(じみたもの)聞きあきたよ!なんていつもなら突っぱねたりするんですけれども。手放す、まではいかなくとも、一度フラットになってみるのはいいかもしれないです。

映画のなかで、彼女は。

 


「来るわけないか。」


─ 佐藤鈴子『百万円と苦虫女』(2008)

 

両思いの彼とすれ違ってしまった主人公は、すべてを仕切り直そうと思い出あふれる町をあとにします。心のどこかで彼が追いかけてきてくれることを期待して振り返ったときに、このセリフを口にして、また颯爽と歩き出しました。

本当は後ろ髪を引かれる思いだとしても、ほんのちょっと強がりだとしても、声にだして一旦「あきらめ」てみてはどうでしょう。「期待」とか、やめてみてはどうでしょう。

案外、それって必要ないものかもしれません。それでも必要に思うのなら、そのときにあらたな気持ちで「あきらめない」道を選びなおしてみてはいかがでしょう。

一旦さっぱりして、素敵な週末をすごせますように。

 

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。