「あきらめたら そこで試合終了だよ」by エジソン......えっ?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

エジソンが白熱電球の実用化に成功した日

「世界三大発明」として語られることの多い「火薬」「活版印刷」「羅針盤」。

たしかに、これらが発明されたことで世界は大きく変わりました。が、それと並んで、人類の文化レベルと生活レベル、そして歴史を大変革したソリューションがあります。

灯(あか)り──。それも、炎を活用するのとは異なるシステムで明るさをもたらしてくれる照明具・白熱灯の誕生です。

今日10月21日は、143年前(1879年)に、かの大発明家であるトーマス・エジソンが、白熱電球の課題であった実用的なフィラメントの開発に成功し、それを発表した日です。

フィラメントとは、電球の内部に設置される細い糸状のカーボン(炭素性)パーツで、通電した際の抵抗で発熱、発光する、つまりは“灯りのもと”ともいえる重要な存在。

世界中の多くの科学者や発明家が、耐久性に優れたフィラメントの開発にしのぎを削っていたのですが、当時、すでに天才としてその名を知られていたエジソンも、フィラメント開発のキモともいえる素材探しには難航していたといいます。

ただ、そこはやはり天才。

机の上に転がっていた、あるアイテムに使われている素材に注目します。それは、骨組みが竹でできた、日本製の扇子でした。

「ものは試し」とばかりに扇子を解体し、竹の繊維をフィラメントに使用したところ......大正解!竹の性質や構造がフィラメントにマッチしたのです。

その後、エジソンによって日本に派遣された助手により、京都府八幡市の良質な竹が持ち帰られ、光量や耐久性に優れた実用性の高いフィラメントが完成。人々は時間帯や天候に左右されず、明るく照らされた空間での生活が可能になったのでした。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

(私は、これまで一度も失敗などしたことがない。ただ、1万通りの成功しない方法を見つけただけだ)

「なかなかうまくいかないな......」

「こんなに頑張っているのに、どうして......」

今、もしアナタがそんなふうに感じているなら、次の10001回目の挑戦が、アナタを別の世界に連れていってくれるかもしれません。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。