【星座別】失恋を「最速で」乗り越えるには?
とあるケーキ屋さんに毎日顔を出しているというのに、いつまで経ってもお気に入りのケーキがショーケースに現れない。まだ大好きなのに、もう手の届かない存在になってしまう。失恋後って、そんな感じです。
でも、いつまでもくよくよしてはいけません。新しいケーキ屋さんを探しに行くべきです。
新たな恋をする準備を整える参考にして欲しいのが、「Elite Daily」の毒舌レズビアンライターZara Barrieさんが生み出した、星座別失恋攻略法です。
はじめて女性に想いを打ち明けて失恋したとき、私は16歳で、体重は50kgしかなくて、顔はニキビだらけ、そして隠れレズでした。
破れたスキニージーンズにヴェルヴェットのチョーカーがいつものスタイル。気味悪いくらいに細くて、汚らしい生き物でした。当時は、失恋したら死んでしまうと思い込んでいました(ちなみに「感情に殺される」ことなんてありません。死ぬのは、感情から逃げたときだけです)。
私は、傷がパカンと開いたまんま学校の廊下を歩いていたみたいです。何かと接触すれば、傷はすぐに悪化しました。タバコの灰にすこし触れただけなのに、まるで内臓にナイフを刺されたかのような感覚になったこともありました。当時は、失恋の対処法なんて知りませんでしたから。
だから私は、ニューヨークに住むティーンエイジャーらしく、マリファナに頼りました。1年ほど吸い続けた結果、私はマリファナが好きではないことに気づきました。やめた結果残ったのは、1年間押し殺してきた痛みだけ。
この最初の失恋のあと、3つほど心が壊れそうな失恋を経験しました。でも、失恋を繰り返して学んだのは、急に振られたって、プールの清掃員と浮気されたって、溺愛していたパートナーがクレイジーだと発覚したって、夢を追ってオーストラリアに引っ越したって、愛がなくなって性欲すら湧かなくなったって、最終的には同じように傷つくということ。
時間をかけて育んできた親密なパートナーを失えば、心は傷を負い、お酒と悪夢が入り混じった暗闇の中へと沈んでいくものなのです。
昨日までは、大好きな彼女が隣りで歯を磨いていたのに、今日はひとりきり。だって、あなたはもうシングルだから。どれだけ睡眠薬を飲んだって、そのクマは消えません。カフェインを垂らしたって効果はありません。どんな美容法も、失恋が引き起こしたクマには効かないのです。
まずは、そんな自分を受け入れること。狂ってもいい。おかしな人になってもいい。不可解な対処法を取り入れたって、立ち直ることさえできれば、私はあなたに金賞を送ります。
今回は、失恋から立ち直りたい人たちに向けて、ちょっとしたガイドを作りました。山登りをしなさい、ジュースクレンズしなさい、クンダリニ・ヨガで健康になりなさい(Instagramにはケールサラダの写真でも載せるんでしょう)などと言われているけれど、私はそんな方法で失恋から立ち直れるとはまったく思いません。
今、この記事を読んでいるあなたは私のチームの一員です。そして私たちはそんな行儀のいい方法で失恋を乗り越えるようなつまらない女ではないのです。
大きく息を吸って。タバコに火をつけて。カクテルでも飲んで。これから心の奥底まで掘り下げて、それも星座別で失恋の対処法に迫ります。
「星座なんて」と思うかもしれませんが、これがびっくりするほど当たるのです。
【おひつじ座】
(3月21日〜4月19日)
クレイジーなひとり旅に出る
おひつじ座は、ワイルドで独立心が強い性格です。あなたが失恋した原因は、パートナーがいながら別の相手と楽しい時間を過ごしたからでは?
もし本当にそうだとしたら、今はひとりになって、人生に対する考え方を軌道修正する必要があります。
でも、たいせつなのは、その場所。5つ星のスパなんて、性に合わないでしょう?ワイルドなあなたが、本当の自分を探すには、自然と戯れるのがいいかも。ひとりでトレッキングに出かけたり、急流下りに参加したり。
ほこりをかぶったパスポートを見つけ出して、疲れたハートを癒す旅に出てあげて。自然のなかで数週間過ごせば、本当の自分を見つめ直せているはずです。
【おうし座】
(4月20日〜5月20日)
デザイナーブランドの洋服を買い揃える
私もおうし座だから言えるのですが、ツノの生えたおうし座は、失恋で大きなダメージを受けるタイプです。恋に落ちるたびに「運命の恋」だと思うので、魔法が解けたときの絶望感が計り知れないのです。
ただ、物欲が高いことも特徴のおうし座は、どんな失恋も、新たなデザイナーブランドの服を揃えれば、少なからず心の傷は癒えるはず。もともと、質が高くてシックなものに惹かれるんですよね。
さあ、クレジットカードの用意をして。最高級の洋服を買いに、デパートへ出かけましょう。シルクの素材に触れた瞬間から、あなたの新しい人生がはじまります。
【ふたご座】
(5月21日〜6月20日)
斬新なヘアスタイルに変身!
とても複雑で、セクシーで、周りからどう見られているかを気にするふたご座は、失恋すると大きな変化を求めます。
そこでおすすめなのは、斬新な髪型を試してみること。嫌な思い出はあっさり切ってしまえばいいのです。アシンメトリーのボブにしてみるのも、パステルピンク・桃色・紫に染めるでも、思い切って剃るでもOK。
何かと色っぽいふたご座なら、髪型をガラっと変えたって、その鋭い視線と超絶セクシーなアヒル口で周りをメロメロにさせちゃうはず。
【かに座】
(6月21日〜7月23日)
カウンセラーに相談する
かに座はとても思慮深いので、他人を信頼するまでに長い時間が必要です(私も過去にかに座の人と付き合った経験があります。あなたたちは本当に最高だけど、はっきり言って考え過ぎだと思います)。
ゆえに、失恋すると、まるで内臓を引っ張り出されたような感覚になるでしょう。田舎道を走る巨大なトラックの下に敷かれたような感覚にすらなるのかもしれません。
そんな繊細なハートの持ち主のかに座にぴったりな失恋を乗り越える方法は、カウンセリング。プロのカウンセラーの助けを借りて、自分の感情の深層を探るのです。心ゆくまではなし、泣くのです。
かに座は感情を無視することができないタイプですからね。ただひとつ。わたしの経験からするに、カウンセラーに自然消滅をしてはいけません。
【しし座】
(7月24日〜8月23日)
あなたに尽くしてくれる愛人を見つける
自称、12星座の中の「王」であるしし座。ゴージャスで威厳があり、まわりから崇拝されることに優越感を覚えます。
そんなあなたたちが失恋すると「こんなにパワフルな私が失恋で心を痛めているなんて、悔しくて仕方がない!」と思うはずです。であれば、「だって私は無敵なのよ!」という反骨心でパワーを取り返すのです。
それには、一時的な年下の愛人を見つけるのがおすすめです。あなたに敬意を払い「キレイだね」や「地球上にキミみたいな人はほかにいないよ」などと褒めてくれる純粋無垢な年下の彼。
ただ、本来は、甘やかしてくれる人はタイプではないはずなので、その関係は短命でしょう。不安定なときは、こういうカワイイ子ちゃんがちょうどいいのです。
【おとめ座】
(8月24日〜9月23日)
創造性を呼び覚ます
プロジェクトに取り組む
どの星座よりも自分本位であると同時に、「自分の思い通りの人生を歩みたい、けど時々刺激が欲しい」と思っているおとめ座。であれば、何かしらのプロジェクトに取り組んで、失恋という想定外の事態を乗り越えるのが吉。
ビジネス系のプロジェクトだけは、創造性を押し殺してしまうので避けてください。とにかくクリエイティビティを活かせるプロジェクトがおすすめです。いまのあなたは、考えるよりも、とにかくアツくなれることに打ち込む方がいいのです。
絵を描くでも、コラージュを作るでも、踊るでも、やることはなんだってOK。何かを創り出すことで、もう一度夢を見ること。それが究極の癒しなのです。
【てんびん座】
(9月24日〜10月23日)
犬を飼う
愛することが大好きなてんびん座。恋に落ちると、細胞から愛が溢れ出て、その愛というドラッグに溺れていくのです。失恋をしたときは、どん底でしょう。
はやく次のロマンスに進みたい気持ちもわかりますが、そうやってパートナーを取っ替え引っ替えしても逆効果です。あなたにはには見合わない「気休め程度」な人に引っかかるだけでしょう。
では、あなたの愛をどこに発散するのか。ペットを飼えばいいのです。近所の保護施設に足を運んで、カワイイ子を連れて帰ってきください。そうすれば、もう、ひとりの夜もさみしくありません。
【さそり座】
(10月24日〜11月22日)
寝腐る
飽きっぽくて、性に貪欲なさそり座。誰とでも最高のセックスができるから、フラれることもほとんどないのでは?セックスは恋愛においてそれくらい大事な要素ですからね。
ただ、それでも失恋を経験することはあるでしょう。この傷を癒すベストな手段は、セックスに決まっています。感覚が麻痺するまでセックスをするのです。
適当なアドバイスに思えるかもしれませんが、本当です。
【いて座】
(11月23日〜12月22日)
パーティで暴れる
ほかの星座とは一味違う、パーティ大好きっ子。本屋さんでモテるタイプの子もいますが、いて座は、間違いなく光煌めくクラブでモテるタイプでしょう。キラキラのスカートに合わせるのは、歩くのが難しそうなヒール。
「パーティガールは傷つかない」なんて歌詞を耳にしたことがあるけれど、私はパーティガールたちはすでに傷を負っていると読んでいます。傷ついているときこそ、ダウンタウンにあるダンスフロアでスポットライトに照らされたいと思うのです。ある種の気分転換は、べつに悪くないでしょう?一夜だけ主役を飾るディスコクイーンになってください。
ただ、パーティに疲れたら、私のFacebookにメッセージでもください。お薦めのカウンセラーを教えますから。
【やぎ座】
(12月23日〜1月20日)
困っている10代の子の
相談に乗る
いつの整然としているやぎ座に、わたしは惚れ惚れします。ドタバタの中、私を空港まで送ってくれたのは、やぎ座の人でした。だから、やぎ座と別れる人なんて気がおかしいと思うくらいです。
ただ、失恋したら、その真面目で一途な気持ちを別の何かに向ける必要があります。恋人探しはまだ早いでしょう。新しい恋愛に踏み込めるほど、あなたはまだ安定していないのです。
一番いいのは、不安定な10代の子たちに教訓を教えること。そうすれば、希望が薄れた世界に少しづつ生き甲斐を見い出せるようになるでしょう。
【みずがめ座】
(1月21日〜2月19日)
とことん自分本位になる
みずがめ座は、スターです。真の独立心を生まれながらに持っているのです。物や人に執着することはほとんどなのですが、それは、恋愛となると難しいわけで。
失恋すると、ゆっくりとナイフで切られていくようなぬるい絶望感を味わうでしょう。でも、落ち着いてください。パートナーを失ったことで、またスポットライトを取り戻せるのですから。クリエイティブで、自己主張もできるみずがめ座のあなたは、光り輝くスターになる必要があるのです。
【うお座】
(2月20日〜3月20日)
感情をゆさぶられる映画を観て、
1ヶ月ほど泣きじゃくる
うお座は、傷つきやすい性格です。私にもそんな一面があるので、わかる気もします。繊細なハートを粉々にされたときは、とにかく感情的になるしかありません。お酒やドラッグなんて、事態を悪化させるだけです。
ピンクと白のボーダーのパジャマに着替えて、さあ、テレビの前へ。そうしてとびっきり悲しい映画をセットして、泣きまくるのです(ウンと暗い映画がおすすめです)。
あとは、Craigslistにアクセスして「イチャイチャする友だち」を探してみてください(安全性はちゃんと見極めて)。そうすれば、泣いている間、誰かにしがみつくことができるでしょう。情けないことのように聞こえますが、ジュースクレンズよりはよっぽど効果的。
これさすれば、数週間後には新しい恋に踏み出す準備ができているはず。