「マグロの目利き」にAI技術を導入

マグロの尾の断面には、身の品質を示すあらゆる情報が詰まっているという。ゆえに、仲買人たちはその断面からマグロの良し悪しを見極め競りに臨む。

この「マグロの目利き」、習得するのに最低10年はかかるといわれる熟練の技。一朝一夕で身に付くスキルではないうえに、東京都の調査によると、高齢化に伴いマグロの品質を見極められる職人は全盛期(平成元年)のおよそ半数まで落ち込んでいるらしい。

こうした現状にAI技術を用いて目利き技術を継承する、新しいプロジェクトがスタートした。

「電通」と「電通国際情報サービス」が開発した「TUNA SCOPE」は、マグロの尾の断面から瞬時に品質を判定するAI。大量の断面画像データ熟練の職人による品質判定データのディープラーニングにより、職人と90%以上の一致率で品質判定が可能というから、精度の高さは折り紙付き。

すでにニューヨークシンガポールで「TUNA SCOPE」が選別したマグロを提供する店も登場し、今後もさらに市場拡大が予想される。

日本の高度な「目利き」が海を越える。アニメ、漫画、ゲーム、エンタメだけじゃない、ここにもクールジャパンあり。

©︎プロジェクト匠テック / YouTube

Top image: © 電通
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