おやつの常識が覆る「ヴィーガンスイーツ」を食べてみた
立食パーティと、女子のイメチェンをほめることの次くらいに「食レポ」が苦手な人間が、今日もどこかで大切な人への甘いプレゼントを探している方のお役に立つべく背水の陣で挑む「お取り寄せスイーツの食レポ」企画。
第四回は「アインソフ」の「グルテンフリーバラエティパンケーキセットL」でございます。
ヴィーガンやグルテンフリーの食べ物って、「ヘルシー」なだけ。そう思っている人が食べたら、舌がぐるぐる巻きになって、鼻の穴が3倍に膨らんで、目ん玉がこぼれ落ちるかもしれません。
つまり、「驚く」ってことです。
「アインソフ」って?
ベジタリアン・ヴィーガンレストランの先駆けとして、東京の新宿三丁目、銀座、池袋、歌舞伎町、京都の河原町にお店を展開する「アインソフ」。
アインソフで使われている野菜やお米、大豆などの素材は、自然農や無農薬で育ったもの。そんな素材を使った料理やスイーツは、健康志向なだけでなく、何よりどれを食べてもおいしいことも特徴です。
そして、ファンも多いこの名店が手がける植物性100%のヴィーガンスイーツが、現在公式オンラインショップからお取り寄せ可能に。
なかでも「グルテンフリーバラエティパンケーキセットL」は、アイスサンド、パイナップルケーキ、レーズンサンド、ナッツブラウニー、パンケーキがセットになった贅沢な詰め合わせBOXです。
パッケージはこう
今回お取り寄せしたアインソフのスイーツボックスは、白い大きめの箱に入って、冷凍便で届きました。大きさは、21×29×7cmほど。
ものすごい重量感。結構大きいので、商品が届く前に自宅の冷凍庫を整理してスペースを確保しておくことをおすすめします(と、届いてから慌ててスペースを作った者より)。
ちなみに冷凍庫に入れてみると、やはりスイーツボックスがだいぶ幅を効かせてくるので、その分ほかのものが入らなくて困ったのですが、それ以上に「自宅の冷凍庫がお菓子でいっぱい」という状況の幸福感がスゴかったです。
開けるとこう
フタを開けてみると、ご覧の通り。
箱の中にお菓子が整列しているのを見たときに私のようにテンションが上がってしまうタイプの方なら、ここで思わずガッツポーズが出るはず。しかし、残念ながら冷凍便なのですぐには食べられません。
商品説明書に従って、「ナッツブラウニー」「レーズンサンド」「パイナップルケーキ」は冷蔵庫で一晩、もしくは常温で1〜2時間程度解凍してから。「天上のヴィーガンパンケーキ」は、冷蔵庫で一晩解凍してからオーブントースターなどで焼くか、袋のまま20〜30分湯煎していただきます。
となれば、まずはこれからですね。
そんなわけで食べてみます
最初にいただくのは「アイスサンド」です。
アイスサンドのラインナップは、以下の4つ(シーズンやタイミングで変更あり)。
・ブルーベリーマーブル
(甘酸っぱいブルーベリーソースが混ぜ込まれた濃厚なソイミルクアイスをチョコクッキーでサンド)
・ヘーゼルナッツチョコアイス
(キャラメリゼしたヘーゼルナッツが混ぜ込まれたリッチなチョコアイスをチョコクッキーでサンド)
・キャラメルアイス
(キレのあるビターな塩キャラメルアイスをプレーンクッキーでサンド)
・ラムレーズン
(ラム酒漬けのオーガニックレーズンが入ったアイスをプレーンクッキーでサンド)
いずれも、クッキーの部分は「グルテンフリー」です。
上の写真は、チョコクッキーで、ブルーベリーソース入りの濃厚ソイミルクアイスをサンドした「ブルーベリーマーブル」。米粉やアーモンドプードル、ココアパウダー、甜菜糖などで作られたクッキー部分は、さっくり&しっとりな食感。このクッキーの部分だけでも、永遠に食べ続けたいぐらい感動したんですが、さらに驚いたのはアイスの部分です。ヴィーガンのアイスだってことは言われないとわからない、というかむしろいつものミルクアイスよりさっぱり食べられておいしい。
甘さもあるしコクも感じるのに、しつこさや重たさみたいなものはなくて、満足感はあるのに、口の中に何も入れなかったんじゃないかってくらい後味が爽快です。不思議だな〜。不思議だな〜。
お次は「ナッツブラウニー」。
大豆粉、米粉、ホワイトソルガム粉の3種類のグルテンフリー粉をブレンドして作られたチョコレート生地に、たっぷりのくるみがトッピングされてしっとり焼き上げられています。
何回も同じこと言うなんて食レポ失格かもしれないですが、ヴィーガンなのもグルテンフリーなのも言われないとわかりません。むしろ通常のチョコレートブラウニーとして高いレベル。そして、やっぱり同じことを言いますが、食べごたえがあるのに不思議と後味が爽快です。中にチョコチップ入ってる〜!
続いては「レーズンサンド」。
レーズンサンドに使うバタークリームって乳製品じゃない?って思いますよね。なんとアインソフのレーズンサンドに使われているバタークリームは、「ソイバター」と「メープルシロップ」からできていて、それを米粉と太白胡麻油のクッキーでサンド。クリームの中には、有機レーズンが混ぜ込まれています。
このバタークリームも、コクはあるのにやっぱり軽やかでした。今まで食べてきた「バターサンド」と間違い探しのようなことをすると確かに違いはあるのですが、牛乳と豆乳の味を比べたときにありがちな物足りなさはまったく感じなくて、「えーっ、これがヴィーガン&グルテンフリーなのか……」と素直に感動します。
そして次が、アインソフのレストランでも一番人気のメニュー「天上のヴィーガンパンケーキの「グルテンフリー」バージョンです。
米粉、大和芋、大豆粉、甜菜糖、菜種油などで作られており、同封のアガペシロップをかけていただきます。今回はシンプルに食べましたが、お好みでフルーツを添えても◎。
ちなみに「冷蔵庫で一晩解凍し、オーブンオースターで焼いて表面をカリッとさせる」か、「冷凍の状態から湯煎で20〜30分温める」という2通りの食べ方がありますが、今回は後者でいただきました。「しっとり&もっちり」食感がお好きな方は、ぜひこちらで。2枚入りが2セット入っているので、1セットずつ違う食べ方をしてみるのもいいかも。
食べてみた感想として、特質すべきは風味かもしれません。
見た目は普通にパンケーキなので、口に入れた瞬間は少しびっくりしました。グルテンフリーなので、「小麦粉ならではの風味」というのはないのですが、それとはまた違った味わいなのです。でも、食感はパンケーキ。私の中でこれは新しいスイーツという認識。実際に食べてみてほしいと思います(そしてできることなら感想が聞きたい)。
最後は、お待たせしました「パイナップルケーキ」です。
誰も待っていなかったかもしれませんが、じつは私はこれを食べるのを一番楽しみにしていました。
パイナップルケーキといえば、サクサクしっとりとしたクッキー生地の中に、甘いパイナップルフィリングが入った台湾のお菓子。私は現地に行くたびに毎回数種類買って帰って食べ比べをするくらい大好きなお菓子なのですが、現地に行ったことがなくても、お土産でもらって食べたことがあるという人も多いはず。まさかこれがグルテンフリーで食べられるとは、夢にも思いませんでした。
アインソフのパイナップルケーキは、有機のココナッツが香る米粉のクッキーと、フレッシュ感を残した甘酸っぱいパイナップルジャムの組み合わせ。食感は、本家よりも軽めのザクっとした感じです。中のパイナップルジャムは、旨味がぎゅっと凝縮。そして、やっぱり食べたあとも身体が軽い〜。
このパイナップルケーキ、もはや本家をしのいでいるかもしれません。台湾の皆さんすみません。先に謝りつつ、あらためて取り寄せて、得意気に台湾人の友人に食べさせてあげたいと思います。
【結論】
もっと早く出会いたかった
・食べたあと、とにかく身体が軽いです
・ヴィーガンやグルテンフリーのイメージが変わります
・ヴィーガンやグルテンフリーを好きになります
・大切な人におすそ分けしたくなります
・私もまた食べたいです
・みんな食べてー!
【商品名】グルテンフリーバラエティパンケーキセットL
【価格】7,000円(税込)
【内容量】グルテンフリーVEGANパンケーキ:2枚入×2/グルテンフリーアイスサンド:4種類各1個/グルテンフリーパイナップルケーキ:3個/グルテンフリーレーズンサンド:3個/グルテンフリーナッツブラウニー:3個
【賞味期限】冷凍便でお届け、解凍後はお早めに
【購入先】公式オンラインショップ