「ボッテガ・ヴェネタ」がSNSを削除し新たなオンラインフォーマットを発表
今年1月にすべてのSNSアカウントを削除したイタリアのラグジュアリーブランド「ボッテガ・ヴェネタ」。
デジタルを敬遠したように見えた同ブランドが、新たにオンラインジャーナル「ISSUE 01」を公開。
Instagramだけで200万人を超えるフォロワーを抱えていた同ブランドの突然のSNS撤退に、世界中が困惑していた矢先のことだ。
なぜ、「ボッテガ・ヴェネタ」はSNSから撤退したのか?なぜ、「オンラインジャーナル」なのか?
この問いに対する意見として、ブランドは「SNSは、誰もが同じ情報を見るという点で、カルチャーの均質化を意味するもの。個性が育まれず、クリエイティブプロセスの障害となりうる」、そして「多様な作品が規定のフォーマットでしか表現できないという制限がある」と指摘。
ペースが早く均質なSNSでのデジタルカルチャーに一石を投じること、また消費社会自体のペースダウンを推進するための意思表明であると発表した。
SNSを離れたのは、デジタルを好まないわけでもアナログになりたいわけでもなく、「ボッテガ・ヴェネタ」らしい方法を模索してのこと。
ブランドの世界観をより広く、自由に表現するための新たな方法として「ISSUE 01」を制作したという。
132ページにも及ぶこのジャーナルは、昨年末に発表されたコレクション「Salon 01 London」をフィーチャーした内容で、コレクションの着想源である「マイホームでの生活」をコンセプトに28組ものアーティストによる作品が並ぶ。
新しいデジタルの形として発表されたオンラインジャーナルには、既存の形式に囚われない、自由な表現の形が詰まっていた。
これを期に、世界のデジタルカルチャー、そして消費社会は変わっていくのだろうか。
個性あふれる「ボッテガ・ヴェネタ」の発信に要注目だ。