北野武が体現する、日本の「カオス」。LOEWEの新キャンペーンが公開

今日、日本のカルチャーの源流を探るとしたら、何を参考にするだろうか。

スペイン発のラグジュアリーブランド「ロエベ」が開始した新キャンペーンでは、その答えをこの人に求めたようだ。

© LOEWE/YouTube

これは、ロエベの秋冬メンズコレクションに伴う新キャンペーンで、その名も『爆縮する創造性(英題は「Cosmic Creativity」)』。

同キャンペーンでは、「都市のクリエイティブシーンのダイナミズムを見渡す」をコンセプトに、世界都市の中でも特に異彩を放つ東京、そして原宿にフォーカス。

原宿にある先鋭的なセレクトショップ「GR8(グレイト)」とコラボを組み、ファッションを通して現代日本カルチャーの特色である“カオス”に迫る、というものだ。

ムービーでは、文化の“参照点”として芸人・俳優・映画監督として世界に名を馳せる北野武をフィーチャーし、映像はKing Gnuやmillenium parade等のMVを手掛ける「PERIMETRON」が担当した。

日本カルチャーを担う人々が、世代を超えて交差したものとなっている。

歪んだ視界に過度なエフェクトで不安を煽るような感覚は、リアリティを超越したカオスが表現されているのだろう。

海外のハイブランドが日本カルチャーの源流を表現しているのは新鮮だけど、かなり分かるというか、言い当てられた感じがしないだろうか。

ブランド公式サイトには特設ページも作られ、先のムービー以外にも様々な写真作品が掲載されているのでぜひ見てみてほしい。

ストリートな雰囲気がこれまでのロエベと合っているかはさておき、「東京のカオス」の体現は圧巻のクオリティだ。

Top image: © LVMHファッション・グループ・ジャパン株式会社 ロエベ ジャパン
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。