ワクチン摂取率向上のため「ホワイトハウス」が協力を持ちかけたのは......?
新型コロナウイルスの被害が深刻なアメリカ。最優先のトピックはワクチンであるが、肝心なその摂取率は伸び悩んでいる様子。
これを解決すべく「ホワイトハウス」が考えたソリューションは、なんとTinderをはじめとする“デートアプリ”との協力!
現地時間の5月21日、ホワイトハウスの「新型コロナウイルス対策班」より、ワクチン摂取者にはデートアプリからボーナスが出るとの発表があった。
このプロジェクトには、Tinder、Bumble、Hinge、Match、OkCupid、BLK、Chispa、Plenty of Fish、Badooと9つものデートアプリが参加。
ボーナスとは一体どんなものなのか?
たとえばTinderでは、ワクチン摂取を証明するステッカーをプロフィールに追加すると有料コンテンツの「Super Like」を無料で受け取れたり......
OkCupidでは、摂取したユーザーはプロフィールをマッチ候補に宣伝してもらうことができ、マッチ率をグッとあげることができるとのこと。
実際、OkCupidの調べによると、摂取証明をしたユーザーはしていないユーザーと比べマッチ率が14%も上がったとか!
さらに、マッチングアプリ内のマップ上に「Vaccine.gov」が公開している摂取会場の情報を載せることで、ユーザーの摂取を促す動きも見られるそう。
このように、“ワクチン摂取が新たな愛の成就につながる”ことを印象付けるプロジェクトになっているのだ。
「ずっと一人でいるよりは、ちょっと面倒でもワクチン摂取した方がいい」──。そんな気にさせられるこのプロジェクトで、アプリユーザーのうちおよそ5000万人に接種を促すのが目標だそう。
国家の最重要課題の一つにこんなに楽しげな解決策を出すなんて、さすがはエンタメ大国アメリカ。かなり斬新だけど、確かにこれは効果がありそう。
マッチングアプリとワクチンの両方に新しい価値が生まれたおもしろいアイデア。同じく利用者の多い日本でも、採用される日はくるのか......?
これからの進展に期待だ。