ピカソが60年代に着用していた「腕時計」が高額落札!
先日、フランスにてオークションハウス「Bonhams」が出品したのは、パブロ・ピカソが1960年代に着けていたとする腕時計。
落札前の予想では、1万4700ドルから2万2000ドルほどと見積もられていたというが、実際には予想価格の20倍、21万9050ユーロ(記事執筆時約2900万円)で落札されたようだ。
アート史に名を刻む巨匠が身に付けていたとなれば、納得の価格なのかもしれないが、その腕時計のデザインがじつにユニーク。
なんと文字盤には、1から12の数字の代わりに「PABLO PICASSO」と彼の名前が刻まれているのだ。
© bonhams1793/Instagram
時計は、スイスの時計メーカー「Michael Z. Berger」がデザインしたもので、文字盤に名前が刻まれることはあまり例がないとのこと。
ピカソがこの時計を着用していたのは、数々の肖像画や写真で確認できるようで、実際にかなり愛用していたようだ。
「Bonhams」の時計販売を担当するJonathan Darracott氏は「ピカソは偉大な自己PRで有名だったので、このような腕時計を着用したのは適切です」とコメント。
こうして見るとお宝であることは間違いないが、自分の名前が刻まれた腕時計を本人が着けていたとはちょっと驚き……。
稀代の天才アーティストはかなりのナルシストだったといえるだろう(笑)
Top image: © Marc Piasecki/Getty Images