「化石燃料フリー腕時計」が北欧の老舗工業メーカーから誕生

スウェーデンウォッチブランド「TRIWA(トリワ)」が、化石燃料を使用しないスチールから作られた腕時計「TIME FOR DECARBONIZATION」を同国の特殊鋼メーカー「SSAB」と共同で開発することに成功した。

©アイ・ネクストジーイー株式会社

先月末からリリースされたのは2型で、クォーツムーブメントと自動巻きの2種類を用意。

ダイヤルの配色や特大のアワーマーカーと針は、「SSAB」のスチール生産からインスパイアされたとのこと。

本物の工芸作品を化石燃料フリーで

©アイ・ネクストジーイー株式会社

どちらもケース素材に、「SSAB」による従来の鉄鋼製造に比べてCO2排出量を大幅に削減する製造方法で生まれたスチールパウダー「Fossil Free Steel」を使っているのが最大の特徴だ。

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世界のCO2排出量の約7%を占める鉄鋼業と時計業界は、長きにわたる関係を続けてきている。そのため、プロダクト製造で環境により少ない、あるいはまったく影響を与えないことが重要であると考えた両社が、ともに課題に向き合って生まれたのが今回の新作になる。

ウォッチブランドとして「TRIWA」が掲げる「自分が身に付けたいと心から思えるものだけを製造する」というモットーが、いまの時代に行きついたのが“化石燃料フリーの腕時計”になるのかもしれない。

『TIME FOR DECARBONIZATION』
●Indigo Quartz Fossil Free
【配色】Ocean Deep Blue
【ケースサイズ】39mm
【価格】4万2900円(税込)
●Slate Automatic Fossil Free
【配色】Black Sewn Classic
【ケースサイズ】39mm
【価格】9万2400円(税込)

▼ブランドストア
TRIWA SHOP OMOTESANDO
▼コンセプトストア
NORDIC FEELING 有楽町/オンラインサイト(https://www.nordicfeeling.jp/

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