「バンクシー」ってどんな人?に応える「伝記絵本」
「アーティストの私にとって、みんなが想像もしないような場所に絵を描くことほど楽しいことはないんだ。許可は取ってないけれど、悪いとは思ってないよ」
出典:『BANKSY Graffitied Walls and Wasn't Sorry.』(Fausto Gilberti , phaidon)
なんてセリフから始まる絵本。その主人公は……
© Banksy Graffitied Walls and Wasn’t Sorry, by Fausto Gilberti, Phaidon."Don't worry, I'm not a robber! I'm an artist."
街角で、街中で、人知れずグラフィティアートを描いては、ミステリアスな魅力で世界中を虜にするバンクシー(Banksy)。
子どもたちに現代アートを身近に感じてもらうことを目指して、イタリア人画家Fausto Gilberti氏が手掛けた48ページの伝記では、バンクシーの代表作や、そこに込められた意図が明かされている。
4才から7才の子どもにもわかるように、表現を平易にしたり、挿絵にユーモアを交えてみたりと工夫されているが、戦争や貧困、環境汚染などに対する彼のメッセージは逃していない。
価格は12.95ポンド(約2000円)だが、国際配送料は50ポンド(約7700円)。日本での取り扱いや、邦訳版の発売などを楽しみにしたい。
© Banksy Graffitied Walls and Wasn’t Sorry, by Fausto Gilberti, Phaidon. “I’ve painted all over the world. I like to make images that say something, that mean something.”
Top image: © Banksy Graffitied Walls and Wasn’t Sorry, by Fausto Gilberti, Phaidon