労働短縮制度、やっぱり最高らしい

ヨーロッパの北端に位置するアイスランド。先日公開された同国のある文書が、めちゃめちゃイケてたのでご紹介。

それは、アイスランドが5年もの歳月をかけて取り組んできた、「時短勤務週間」の実施成果についての報告。ざっくり要約するならば……とにかく“いいことずくめ”。

国家の労働人口の1%あまりに相当する2500人を対象に実施したこの調査は、給料を減らすことなく、労働時間を短縮する取り組みを行なうというもの。

平均で週に40時間働いているのを35〜36時間くらいに短縮したところ、生産性は保たれるかむしろ上昇し、働く人の幸福度も軒並み向上という結果に。

家族や趣味などに充てる時間が増えたことで、ワークライフバランスが改善されて健康効果も見られたという。

いやこれ、まさに理想。素晴らしすぎでしょ!

首都レイキャビクで働くある経営者のこのコメントがそれを表している。曰く、「天国からの贈りものみたいだ」。

さて、この成果を受けて現在、アイスランドでは86%の人々が時短をする、またはその権利を有することになったそう。従業員にも雇用主にも、そして社会にとっても良いことが証明されたわけだ。

近年、日本でもテーマに挙げられるワークライフバランスだが、国家単位という大規模施行で成果をあげたのは、世界でもアイスランドが初めて。

世界一と言われる治安の良さ、安定した景気、失業率も低水準を維持し、医療制度も充実。おかげで健康水準は世界トップレベル。小さな島国ながら、ITも発達した超先進国のアイスランド。こうした国の安定がそのまま成果につながったという見方もできるかもしれない。

磐石な基盤の同国の発表だけに、説得力は言わずもがな。英シンクタンクも「世界の未来の設計図になるか」と熱視線を注ぐ。とくれば、世界中で実施される日が来るのを楽しみに待つしかない。

Top image: © iStock.com/robas
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