BMWが「ゲーミングチェア」をデザイン
ドイツを代表する自動車メーカーのひとつ、「BMW」。同社が新たに参入したのは、なんとeスポーツ業界。
先日行われたeスポーツイベント「BMW eSports Boost」で公開されたのが、「The Rival Rig」なるこちらのゲーミングチェア。
これは、「BMW」グループのデザインを担当している「Designworks」が設計したもの。
先進的なデザインが特徴の「Designworks」の例に漏れず、そのビジュアルは未来的で鮮烈。暗闇に発光している様子は、さながらSFの宇宙船のようだ。
というか、実際にデザインはF1レーシングカーや宇宙船を参考に生み出されたものらしい。
「次世代のゲーム体験」を目指したというこのプロダクトは、目を惹くデザインもさることながら、その本質は驚くべき機能性にあり。
なんとこちら、RGBライトを搭載してゲーム内の情報が反映されるほか、自動で位置調節が行われる機能や空気圧式エアパッドを搭載、さらには四季やプレイヤーの体温を検知して温度調節し、冷風を送るなど健康管理までできるんだそう。
これらすべてをAIが管理するアダプティブシーティング機能によって、「Rival Rig」に座れば、まさしく“次世代の”体験ができるというわけだ。さらに、オープンソースのプログラムによってこれらの機能を調整することも可能らしい。
ちなみに、「ゲームパフォーマンス」「プレイヤーの健康状態」「オープンソース」にフォーカスして設計されたのだというから、これだけの性能にも納得がいく。
クルマとゲーム、たしかに共通点は感じられるし、実際にデザインとユーザビリティの融合という点で、eスポーツ産業は「BMW」の理念と結びついているようだ。
ゲーマーのチームと協力して製作したということもあり、eスポーツアイテムとしての魅力と「BMW」が誇る技術力が見事に昇華されたプロダクトとなっている。
まだコンセプト段階で、実際に生産・販売されるかはまだ未定とのこと。ただ、「Rivalworks」という大きなプロジェクトとして進行されていることからも、いずれはブランドとして製品を発表していくことが期待できる。
次世代の体験を実際に感じられる日がくるのを楽しみに待ちたい。続報に期待だ。