歴史的快挙!エミー賞主演女優部門にトランス女性が初ノミネート
先日13日、米国テレビドラマで最高の栄誉とされる「エミー賞」の第73回ノミネート候補が発表された!
その中で、ドラマ『POSE/ポーズ』にてトランスジェンダーの女性ブランカを演じるMJ・ロドリゲスが主演部門にノミネートされたことが大きく報道されている。史上初となるトランスジェンダー女性として、主演部門にノミネートされたことが大きく取り上げられているようだ。
ロドリゲスは、自身もトランスジェンダー女性であり、アフリカ系の母とラテン系の父を持つ人物。過去には、助演俳優賞にトランスジェンダーの人物がノミネートされることがあったが、主演部門では史上初となる出来事のようだ。
「アフリカ系アメリカ人であること、ラティーナであること、自分が女性であり、女性を代表することあることなど、インターセクショナリティとして、様々な要素が絡み合っています。私は、これらのコミュニティの1人を代表できることを嬉しく思います。私はそのための素晴らしい光となるよう最善を尽くしてきましたし、業界がそれを見てくれていることをとても嬉しく思います」。
とロドリゲスは、有色人種のトランスジェンダーというマイノリティの立場から今回の快挙について胸の内を明かしている。
またドラマ『POSE/ポーズ』は、今回のエミー賞にて9つの部門にノミネートされた様子。
彼女は、同ドラマがシーズン3を持って完結することに言及し、「ショーが終わろうとしていることは少し悲しいですが、9つのノミネートを得るなんて、なんて素晴らしい終わり方でしょう」とコメントを残している。
「Netflix」を通して配信中の同作品は、1980〜90年代のニューヨークを舞台に、当時のLGBTQカルチャーを描いた秀逸な作品と名高い。まだ未見の方は、この歴史的な作品を堪能してみてはどうだろう。