派手なものは何もない。だがそれがいい。

日々押し寄せる情報の波に疲れたあなたへ——。

こんな一日を空想してみて。

鳥の鳴き声で目を覚まし、森林浴と食事を楽しむ。

© Kolarbyn Eco Lodge

肌寒くなってきたら、湖に浮かぶサウナであたたまって、月明かりの下、澄んだ水に浸かってクールダウン。

© Kolarbyn Eco Lodge
© Kolarbyn Eco Lodge

自然と静寂に包まれた小屋に帰ってきたら、パチパチと燃える暖炉の前でぐっすりと眠りにつく。

イメージ画像に見えるかもしれませんが、こんな理想のデジタルデトックスを……

© Kolarbyn Eco Lodge

すべて叶えられるホステルが実在する。

ここはスウェーデンで最も原始的なホステルと呼ばれる「Kolarbyn Eco Lodge」。

首都ストックホルムから2時間ほどのSkinnskattebergにある、12棟の炭焼き小屋だ。値段は2〜3名で使える部屋が、1泊97ユーロ(約12,650円)から。

現地で400年以上続く伝統でありながら、存続の危機に瀕している「炭焼き」を存続させるため、もともと自治体が建設していた小屋を、ホステルとして生まれ変わらせたものなんだそう。

「電気もない、シャワーもない、派手なものは何もない。あるのはただ、神秘に満ちた自然だけ。それこそが、あなたがこの場所を好きになる理由なのです」

何もないけど、何もしなくてもいい場所。

身の回りに“便利”が行き届いた今だからこそ、人との接触がナーバスになった今だからこそ。

日常からひととき離れて、心の平穏を取り戻すような旅の仕方が、フィットしていくのではないだろうか。

Top image: © Kolarbyn Eco Lodge
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。