ルイ・ヴィトン生誕200年を祝う、プロジェクト「LOUIS 200」

200年前の8月4日、世界に革新をもたらす人物が生まれた。

その名は、ルイ・ヴィトン。フランスが世界に誇るラグジュアリーブランドへと成長を遂げた、あのメゾンの創始者だ。

彼の生誕200年を記念して、「ルイ・ヴィトン」は壮大な記念プロジェクト「LOUIS 200」を開始。様々な媒体やクリエイターとのコラボを通して、ルイの人生や後世に遺したものを表現する取り組みだ。

その内容は、「LOUIS THE GAME」なるビデオゲームやアメリカのフィギュラルアーティストであるアレックス・カッツによる三連画、ルイの人生や意図が綴られたフィクション小説に初のドキュメンタリー「LOOKING FOR LOUIS」まで多岐にわたる。

© ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社

こちらはスマホゲーム「LOUIS THE GAME」のビジュアル。NFT(非代替性トークン)を搭載した3Dアドベンチャーで、可愛らしいキャラクターと美しく壮大なグラフィックが光る、なかなかのクオリティ。

ありきたりな賛美を超える取組み」を目指したという、「LOUIS 200」。

新しい作品が生まれることも楽しみだが、注目したいのは何よりも彼らの目指すもの。そもそも“ありきたりな賛美を超える”とは? 以下、ブランドリリースをもとに解釈してみよう。

「LOUIS 200」は、荷造り用木箱製造兼荷造り職人のパイオニアであったルイと、先見の明を持って自らのライフワークの限界に挑戦し続ける今日のすべてクリエイターたちとの架け橋となるものです。

つまり、関連商品を売ったり式典を開くのではなく、ルイの足跡や意思を新時代のクリエイターそれぞれが解釈して作品を生み出すことで、その理念を引き継ぐというものだ。

伝統を重んじながらも大胆さを貫いたユニークなデザインを、最高品質で提供したルイ・ヴィトン。クリエイティブでありながらエレガントで実用的というその精神は、「旅の真髄」としてメゾンに受け継がれている。

19世紀後半にその頭角を表し、世界中の貴族や王家に特別なトランクの製作を依頼されたルイとそのメゾン。

ごく限られた人々がその理念に惹かれて愛用していたのは遠い昔で、今では世界トップの業績を誇る巨大ブランドになり、そのプロダクトは「ルイ・ヴィトン」というブランドの名の下に親しまれ、大量消費を招いている。

もちろん、ビジネスであるファッションブランドにとって業績は重要なファクトであるが、一つのクリエイションである以上、その理念や意思が伝わっているかも大切なはず。

そしていま、「ルイ・ヴィトン」の製品を所有し身につける人々のうち、一体どれだけの人が創業者ルイの意思や遺したものを理解しているのだろうか? 答えは様々だが、気にしていない消費者は少なからずいるはず。

「LOUIS 200」によって生み出された作品たちが、少しでも彼らにそういった面を伝えられることを願いたい。

はたして、同プロジェクトはブランドとして認知される「ルイ・ヴィトン」を超え、創始者ルイ・ヴィトンの“本質”を伝えることができるのか。従来の記念イベントとは一線を画する「ルイ・ヴィトン」渾身の大プロジェクトが放つインパクトと、新たなクリエイションに注目したい。

プロジェクトに伴って特設サイトもローンチされている。

Top image: © ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。