「近所の人」と最後に言葉を交わしたのは、いつ?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

National Good Neighbor Day

(世界隣人の日)

かつてに比べて地域コミュニティの結びつきが薄くなり、SNSで検索すれば友人、知人だけでなく、交流のない人の日常も容易く垣間見ることができ、コロナ禍、人とのフィジカルな接触が推奨されないこんな時代だからこそ、みなさんにぜひとも知ってほしい記念日があります。

それが今日、アメリカ全土で祝われる「National Good Neighbor Day(世界隣人の日)」です。

「近しい人と支え合い、助け合い、調和し合うことで、世の中はもっと素晴らしいものになるはず」──。

1970年代のはじめ、米・モンタナ州レイクサイドで不動産業を営む女性、ベッキー・マットソンさんの呼びかけによってスタートしたこの取り組みは、瞬く間に米国中に広がり、1978年にはジミー・カーター 米・第39代大統領によって法令化。9月の第4日曜日に実施されてきましたが、2003年、議会によって9月28日の開催と定められました。

この「隣人の日」の大きな特徴のひとつが、地理的な意味合いにおける“隣人”に関係性を制限していないこと。

文字通り“近所に住む人”はもちろん、友人や同僚、そして家族までを含む“隣人”とのコミュニケーションを大切にしようという、博愛の精神を尊ぶ気持ちを重要視したものなのです。

『新約聖書』にある「Love your neighbor as yourself.(自らを愛すように隣人を愛せよ)」とまではいかないかもしれませんが、今日、もしこのあとにオンラインでの商談や会議が入っているようなら、日頃感じている感謝の気持ちをあらためて伝えてみてはどうでしょうか? 

いつもより晴れやかな気持ちになれ、さらにはいい結果を生んでくれるかもしれませんよ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。