「チンクエチェント」が未来志向にアップデート!EV化プロダクトモデル第1号が完成
環境社会への取り組みとしてEV(電気自動車)への注目は増すばかり。ただし、この一台は“モダンアート”ともいえそうなEVの領域を突破しそうな存在だ。
イタリアの象徴といわれる旧い「FIAT 500(フィアット チンクエチェント)」をベースとしたEV「FIAT 500ev」プロダクトモデル第1号車の完成が今月15日に発表された。
©チンクエチェント博物館
「チンクエチェント博物館」は、歴史ある名車の保護や保存活動の一環として、現代の暮らしにも活用されるEVへとアップデートしようと昨年から活動。提携するイタリアのカロッツェリアでレストア(修復)し、EVとして蘇らせるプロジェクトを始動していた。
熟練の技術で作り込んだ完成度の高い車両は、航続距離は約100kmとなっており、200Vのコンセントタイプの充電機を備えた充電スポットで充電が可能。
©チンクエチェント博物館
©チンクエチェント博物館
シンプルかつ流麗な造形美で、アートの領域でも高く評価されている“芸術作品=チンクエチェント”。
SDGsの提唱からも注目が高まるEVへ転生したことで、未来に継承できる美への進化を遂げている。
© チンクエチェント博物館 / YouTube
『FIAT 500ev』
【詳細】「チンクエチェント博物館」特設サイト
https://museo500.com/fiat500ev2021/
Top image: © チンクエチェント博物館