まさに「空飛ぶカツオ」!誤差6.5cmほどの精度で漁港からドローン運搬

鮮魚はスピードが命!

これをテクノロジーでクリアしていく実証実験が、8月31日と9月1日に和歌山県すさみ町でおこなわれた。その様子は、ひと言で“空飛ぶカツオ”

「ソフトバンク」の高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」と連携した「イームズロボティクス」製のドローンにより、すさみ町の名産品「すさみケンケン鰹」を運搬するというもの。

水揚げした見老津漁港から約3km離れた「道の駅すさみ」まで15分ほどで複数回にわたって自動航行した今回の実証実験。結果、事前に設定したルートが広域であっても誤差約6.5cmの高精度で着陸

同実験では、「道の駅すさみ」内のレストランからスマホで料理を注文し、そのオーダーから漁港とレストランの間をドローンで運搬する試みも。レストランのスタッフが鮮魚を受け取り、調理して消費者に提供するまでが完了できた。

現地のすさみ町では、この結果を踏まえ、観光客などに新鮮な魚を味わってもらえるよう、ドローンによる鮮魚の運搬の実用化を目指すという。

高所作業のリスクの低減や労働環境の改善、作業コスト、運用コストの削減も期待できるドローンの活用は日々広がりをみせている。

今後も、“空飛ぶ〇〇”が次々と現れそうな予感。

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