2017年夏にドバイで「空飛ぶドローンタクシー」が運行開始

これまで、ドローンタクシーに関しては、何度か発表があったし、話題も集めてきた。でも、僕は心のどこかで、この夢のような話が実現するのは、数十年後の未来だろう…そんな希望的観測しか持てなかった。ところが、その考えは一蹴された。2017年の夏、ドバイでドローンタクシーが運行開始する予定だという。

僕たちの交通手段が大きく変わるかもしれない──。

時速100キロ、飛行時間23分
をどう考えるか?

飛行実証実験がはじまっているのは、1人乗りの無人ドローンタクシー『EHang(イーハン)184』。乗車席にあるタッチパネルのディスプレーをタッチするだけで、自動操縦で目的地まで飛んでくれるのだとか。

コンセプトムービーでは、重量制限は100kgであり、時速は100km、最大飛行時間は23分、そして高度に関しては500mまで上昇できると紹介されている。

でも、飛行時間が23分ていうことは、例え、時速100kmでも約38kmまでしか行けないのだ。それじゃ、東京から箱根にも行けない。行けて木更津あたりまでだ。ちなみに東京箱根間は直線距離で75km、東京木更津間は36km。で、もし木更津まで行けても、バッテリーをチャージする装置はあるのだろうか。もし、ないならば片道12.5分の飛行時間として、時速100kmで12.5分なら19km。例えば、東京から飛行可能なエリアなのは、16km先の川崎や14kmの浦安あたりまで…とか様々な計算をしてしまった。うーん。でも、よく考えたら、そこらへんまで行けるのなら充分なんじゃないかな。

このドローンタクシーを高く評価しているのは、ドバイ運輸局の責任者であるMattar Al Tayer氏。

我々は、ドバイ民間航空局の協力を得て、ドバイ上空でテスト飛行をした。課題である砂漠や沿岸地域での飛行も含めて完了した」とのコメントを発表している。

A:「来週なんだけどギリギリになりそうなの。渋滞してたら間に合わないわ」

B:「じゃあ、空飛ぶタクシーで来れば?」

そんなコミュニケーションが現実となるのは、もう、間もなくかもしれない。

Licensed material used with permission by EHang, Inc.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。