航空宇宙エンジニアが開発!「スマホ」を載せて飛ばせるドローン
小型軽量化が進むドローン技術ですが、それでも尚サイズや重量、さらには価格がボトルネックにありました。これら全てを一度に解決してしまう、画期的なドローンが誕生。ポイントは“後載せ”という斬新なアイデアにありました。
スマホをドローンに搭載
お手軽“空撮“が楽しめる
より安価で、より手軽に空撮を楽しめるドローン製作を目指し、xCraft社が独自開発したこの「PhoneDrone Ethos」は、カメラを後載せするタイプのクワッドコプター。自分のスマホを搭載してドローン化してしまおうというもの。徹底的にコストパフォーマンスにこだわった結果、この“後載せ”というアイデアに至ったようです。PhoneDrone本体にスマホをはめ込んでしまえば、どこでも撮りたいときに空からの撮影ができる!
基本的に、前方しか被写体を捕らえることができないスマホのカメラですが、専用ミラーを装着することにより、前方、真下、横の撮影も可能に。
飛行ルートを事前にインプット
Apple Watchで遠隔操作も
さて、このデバイスが革命的である最大の特徴がもうひとつ。それがスマホのセンサにはじまりプロセッサー、さらにはワイヤレス機能が使用可能なこと。もちろん、iOS、Androidともに互換性はバッチリ。そしてApple Watchからも遠隔で操作ができてしまいます。専用アプリを通して、あらかじめ高度や飛行経路をインプットするか、他のデバイスを介して操作することもできます。
とはいえ、スマホを天高く飛ばしてしまう訳ですから、落下による破損が心配?当然ながら寄せられるであろうその懸念点を、開発者であるJD Claridge氏は真っ先に保護機能の追求に取り掛かりました。ちなみに彼は航空宇宙エンジニア。耐候性、耐熱性、耐圧性に優れ、コンベヤベルトやウエットスーツの素材となるクロロプレンゴムを保護ボディーに採用。防水加工されたスマホケースを丸ごと収納することでき、タフネスはお墨付きだそう。
サイズや重量、そして価格がネックとなっていたドローンに革命を起こすPhoneDrone Ethosは、2016年秋より販売開始予定。価格は235ドル(約2万8,500円)!
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