「今年の一皿」発表。2021年は飲食店の救世主「アルコールテイスト飲料」
昨年同様、2021年はアルコールをお店で飲む機会が少ない一年だったはず。
楽しい場を提供したい飲食店も影響は大きかった。そこに救世主的な活躍をしてくれたのが「アルコールテイスト飲料」だろう。
こんなことも決め手のひとつになったとのこと。
「ぐるなび総研」主催によって毎年選定される「今年の一皿」。今月発表された、2021年の⽇本の世相を反映し象徴する一皿に選ばれたのは「アルコールテイスト飲料」だった。
2021年「今年の一皿」|「アルコールテイスト飲料」 ©株式会社ぐるなび
【選定理由】
1.酒類提供制限の要請を受け多くの飲食店でアルコール代わりとして提供され経営の救世主となった。
2.製造方法が進化し一段とアルコールに近い味わいになり料理を引き立たせる飲料として飲食店や消費者から支持された。
3.アルコールを好む人、好まない人どちらにとっても新たな選択肢として加わり、今後の日本の食文化として定着する可能性がある。
このほかのノミネートには、「昆虫食」「マリトッツォ」「ミールキット」が挙げられていた。たしかに、この一年を通じて話題になった感のあるラインナップだ。
「アルコールテイスト飲料」をはじめ、ノミネートされた一皿は、今後もさまざまな場で多くの人が触れることになるだろう。
優れた⽇本の⾷⽂化を⼈々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために2014年から開始され、今回で8回⽬となった「今年の一皿」。
みんなが集まって食を楽しむ機会が増えれば、新たな食文化とともに“次なる一皿”が生まれるはず。
2022年が、そうなるのを願うばかり。
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