「ご馳走おにぎり」記憶だけでなく、記録にも刻まれる
「ぐるなび」が、優れた⽇本の⾷⽂化を⼈々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承を目的に2014年から開始している「今年の一皿」。
節目の10年目、2023年版に「ご馳走おにぎり」が選出された。
©株式会社ぐるなび
ご馳走おにぎりとは、具材をこぼれんばかりたっぷりに乗せた、文字どおり「ご馳走」のようなおにぎりのこと。
その年の流⾏または話題になったこと、社会の動きと関係が深いこと、⾷⽂化の記録として後世に受け継ぐ価値があること、という3つの条件を満たしていると判断されての選出。
具体的な選考理由としては以下のようなものが挙げられている。
・ふんだんに乗せた具材のしるしが食欲をそそり、見た目の華やかさからSNSを中心に話題となった
・豊富な具材から選べる楽しみと飲食店でにぎりたてを味わうスタイルが消費者に受け、ご馳走へと進化した
・おにぎりの消費支出額が増加傾向にあり、専門店の新規開業が相次ぎ、中・外食の精米消費を後押しした
・海外でも“ONIGIRI”の名で販売され、日本の伝統的な食文化が浸透しつつある
単純なおいしさ以外にも、多方面への好影響が認められた結果だ。
ほか、準大賞には「米粉グルメ」、食のポシビリティ賞「陸上養殖魚」、そして、ノミネートという形で「ホタテ」が選出されている。
年末はこれらのグルメを楽しんで2023年を振り返ってみてもいいかも?
Top image: © 株式会社ぐるなび