外国人の「おにぎり愛」が、とんでもないことに！

世界の食文化を伝えるグルメサイト「Taste Atlas」が、毎年恒例となった「世界でもっとも美味しい料理TOP100」を昨年12月に発表しました。

2022年4位だった日本が2位へとジャンプアップ。1位は2年連続でイタリアが選出されています。

評価基準はユーザー投票（総計39万5205件）ではありますが、分母の大きさからも日本の味覚を推す訪日外国人たちの熱量を感じとることができますよね。ポイントだけ見れば1位のイタリアと同率。ただ、料理の評価において同国に軍配が上がったようです。それにつけても誇らしい結果ではありませんか。

では、いったい日本を訪れる人たちは、日本のどんな料理に期待し「おいしい！」と感じているのでしょう？Taste Atlasの結果からその一例をご紹介していきます。

【1番人気の日本料理】

第1位：寿司
第2位：ラーメン
第3位：刺身
第4位：焼き鳥
第5位：餅

お寿司やラーメンあたりは鉄板。近年では焼き鳥屋さんでも多くの外国人観光客を見かけるようになってきましたが、あの焼き場の前の所作も含めて「YAKITORI」は人気のようで。

5位の「餅」というのが意外ですが、解説文を読むに和菓子として用いられるお餅や大福テイストのあのアイスも「MOCHI」として捉えられているみたい。

TOP5からは漏れましたが、第6位が「ONIGIRI」です。

ここ数年、海外でもブレイクしている日本生まれのソウルフードに、いま、世界は夢中なようで。マンハッタンやパレ・ロワイヤルの一等地に専門店「おむすび権兵衛」が出店し、一気に火がついた印象。

具材にもよるでしょうが過度に高カロリーなわけでもなく、ギラギラの油脂にまみれるわけでもなし。おまけに菜食主義の方でも手に取りやすい。ヘルシーなファストフードにようやく世界が熱視線を送るようになってきたわけです。

TikTokではオリジナルのONIGIRIを紹介する動画がかなりの勢いで回っていたり。王道スタイルから個性的なものまで、ローカライズされて観ていてもオモシロい！やっぱりツナマヨが強いというのも頷けます。

最近では、成田空港や羽田空港にも専門店ができたようですし、気が早い話ですが、次回の「美味しい料理ランキング」を左右するのは、本気でおにぎりかもしれませんね。