「VODサービス」の使い方でわかる年代感覚。オフライン再生まだ使ってる?

全国の10代〜50代の男女500人を対象に、「VODサービス」に関するアンケートが実施された。

©株式会社ドリーム・トレイン・インターネット

「毎日を楽しくする作品に出会える」をコンセプトにアニメ、映画、ドラマの作品情報や動画配信サービスなどの情報を配信している「エンタミート」が、2024年1月16~29日の期間にネットリサーチによる調査を行ったもので、次のように男女別や年代別といったデータの特徴をまとめている。

【調査概要】
対象者:15歳~59歳の男女
サンプル数:500人(回答なし14人)
居住地:全国

全体

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「VODサービス(動画配信サービス)を選ぶ際に重視する点は何ですか?」というアンケートを実施したところ、もっとも多かった回答は「料金が安いこと」で66.3%。次いで、「好みのジャンルの作品が充実していること」が58.9%、「全体的な作品数が多いこと」が42.8%で続くという結果に。

男女別

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男女別での差はほとんどの項目でないのが実状のようだ。「オフライン再生(ダウンロード)ができること」では約9%、「動画視聴以外の特典があること」では約6%男性の回答率が高い結果。男性の場合、オフライン再生や特典といったサービスの付加的な側面も重視している傾向があるようだ。

年代別

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10代、20代と50代で大きな差がみられたのが、「料金が安いこと」または「好みのジャンルの作品が充実していること」での回答。若い世代ではVODの料金を気にせず、ジャンルに関しても幅広い作品を見たいという人が上の世代よりも多いのが伺える。

また、「オフライン再生(ダウンロードができること)」では、40代に比べて10代、20代の回答が少なくなっている。若年層の場合、通信料金の学生割引やデータ利用の無制限プランなどもあるため、通信量を気にせずストリーミング再生を利用しているのかもしれない。その理由として、オフライン再生を利用者が他の年代に比べて少ないのことからも推察される。

未婚・既婚別

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未婚・既婚別では、「好みのジャンルの作品が充実していること」では既婚の回答率が約10%高くなっている。既婚者の場合、子どもに観せる教育番組などにテレビを活用していることも多いと考えられ、自分の見たい番組や作品はVODで視聴するという使い分け傾向が見えてくる。

各カテゴリー別での回答に大きな偏りがないのも、エンタメのひとつの選択肢としてVODがポジションを確立した世の中になっているという見方もできそうな結果。

今回のアンケートを実施した「エンタミート」では、多様に提供されるVODサービスそれぞれの特徴を紹介しているので、ライフスタイルの彩りに役立てるのにチェックしてみるのもよさそうだ。

Top image: © iStock.com/Denis Novikov
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