今年も一年ありがとうございます。手ぬぐいを使った、すてきな贈りもの。

今年も一年ありがとうございます。毎年、寒さが増してくると、大切な人に感謝の気持ちをお伝えしたくなります。いつもお世話になっている方や、なかなか会えなくても、遠いところで見守ってくださるあの方へ。好みの手ぬぐいを用意して、贈り物を包んでみてください。大切なのは、心をこめることです。およばれが増える時期でもあります。受け取った方が、思わずにっこり微笑んでしまう、冬の贈りものはいかがでしょうか。

今すぐ使ってみたい!
こんなに便利な手ぬぐい。

手ぬぐいには、たくさんのすてきな絵柄が揃っています。もともと反物(たんもの)を切って作られているので、端は切りっぱなしになっています。縫い目のない生地は、洗っても乾きが早く、ホコリがたまらないので、とても衛生的です。ほつれるのが苦手という方もいらっしゃるかもしれませんが、ハサミで糸を切るのは、使いはじめのうち。端から約3〜5ミリのところで自然にほつれなくなります。

はじめのうちはハンカチやタオルのように使っていくとよいでしょう。切れ端がくたびれてきたり、少し破れてきたら、使いやすい大きさに切ってフキンとして使うと便利です。力仕事をするときに首に巻いておけば汗を吸収してくれますし、寒い時には、防寒具にもなります。眠る前に乾燥が気になったら、濡らして、ハンガーにかけて、ベッドサイドに吊るしておけば、喉がしっとりします。使い込むうちに、しなやかになって、より使い心地がよくなります。まずは、お近くの雑貨屋さんなどで、一枚、好みのものを手に入れて使ってみましょう。

お世話になっているあの方へ。
こんな気の利いた贈り物はいかが?

日本には、古くから「包む」という文化があります。現在も、何かを差し上げる場面では、むき出しではなく、布や紙に包んでからという習わしが深く根づいています。たとえば、美味しい日本酒やワインなどを差し上げるとき。手ぬぐいの柄を生かして包めば、目にも楽しく、ほどいたあとも、日常で使える、すてきな贈り物になります。差し上げる相手を思いながら、ひと手間かけて包みましょう。

手ぬぐいの上にビンを寝かせ、ビンの底が、しっかり包める位置に置きます。端を折って、底を覆い、そのままビンを転がすようにして、手ぬぐいを巻きつけていきます。机の上で行うとやりやすいです。

ビンの胴部分をしっかり押さえながら立てて、残りの部分をしっかりねじっていきます。ねじったまま、ビンの首に巻きつけ、巻いた布の下から端を通して、キュッと閉めたら出来上がりです。はじめのうちは、手の動かし方が慣れないかもしれませんが、繰り返すうちに美しく仕上がるようになります。

心あたたまる、たいせつな一冊を。
畳むだけで出来上がるブックカバー。

お気に入りの1冊を、あの方にも贈りたい。紙のカバーでなく、お気に入りの手ぬぐいで包めば、その本の内容と一緒に、あたたかい心づかいも贈れる気がします。まず、手ぬぐいを三つ折りにして、上下を、文庫本と同じ幅に折り畳むことから始めます。

文庫の背が、折りたたんだ手ぬぐいの真ん中にあたるように、位置を確認します。片側のそでの部分に折り目をつけまたら、文庫のカバーを差し込みます。

同様に、もう片方のそでを折り、文庫のカバーを差し込みます。さいご、手でしっかりならして出来上がりです。

いつもの食卓を少しだけ華やかに。
おもてなしのテーブルコーディネイト。

こんなにかんたんなの?と驚かれるかもしれませんが、たとえば、手ぬぐいをふたつに折りたたむだけで、立派なテーブルマットが出来上がります。お客さまをおもてなしする日は、普段なかなか手に取らない絵柄を選んでみるのがおすすめです。あっという間に食卓が鮮やかになります。

たとえば、箸置きの代わりに、縁起の良いモチーフが描かれた手塩皿にお箸をのせると、手ぬぐいと皿の絵柄が重なり、楽しいストーリーとなって浮かび上がります。美味しい料理が運ばれてくるのを、わくわくしながら待つゲストの気持ちになって、組み合わせを楽しんでみましょう。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。