とっても楽しい器えらび。ふだん使いだからこそ、美しいこんな器を。
食卓には欠かすことの出来ない器の存在。ひと口に器といっても、手触りも、重みも、質感も、色味も、ほんとうにいろいろとあって、どれを買ったらよいのか迷います。こんなときは、手づくりの料理をやさしく受け止めてくれるものを選ぶといいように思います。世界には、無数の器があります。出合って、連れてかえってきた器が、すでにある器の存在をかき消さないような。だけれど、これまでよりほんの少しだけ、いつもの食卓が明るくなるような。そんな素敵な器をご紹介します。
うっとりするくらい美しい
マルガレーテンヘーエ工房の器たち。
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突然ですが「バウハウス」をご存知でしょうか。20世紀のはじめころ、ドイツに創設された造形学校です。14年という短い活動ながら、私たちが日常的につかっている家具や照明など、のちの建築やデザインの世界に大きな影響を与えた、元祖・デザインの学校です。
バウハウスの考え方であった、機能的であり、そこから来る美しさを大切に制作を行っていたのが「マルガレーテンヘーエ工房」。ドイツでもっとも古い陶芸工房のひとつとされています。
どんなお料理も、
やさしく受け止めてくれる。
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いまから20年ほど前、自身も陶芸家として活躍している韓国人の女性デザイナー・李英才(リー・ヨンツェ)さんがディレクターとなり、現在のコレクションが生まれました。彼女のルーツであるアジアの文化と、ドイツで培われた技術や芸術が溶けあい、美しい曲線とやわらかく深みのある色合いを作っています。
昔のものづくりみたいに、
人の手が残っている。
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基本の形はマル、サンカク、シカク。そこから職人の手がロクロ
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ティーポットも、かんたんに取り外せるようなフタや、持ちやすい取っ手など、機能的で使いやすいデザイン。
ほとんどの形は、今から30年ほど前に出来あがったものだとか。食生活の変化などから、たまにデザインを変えることはありますが、ほとんどは変わることがありません。シンプルな形なので、ひとつ使ってみると、自分のライフスタイルに合う色や形がどんどん分かっていきます。食洗機に入れても大丈夫なので、毎日の相棒として、とっても頼りになる器です。ぜひ、好みのものを見つけてみてください。