「ガチャ」は日本発祥ではない!しかも、その開発の目的は......

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

ガチャの日

日本国内で約300億円にも及ぶ巨大な市場を誇る「ガチャ」。

「......はい?ガチャ?」って思った人、少なくないはず。

コインを入れてレバーを回すことで、(主に)プラスチック製の丸いケースに入った小さなおもちゃなどをゲットできる、あのガチャです。

今日2月17日は「日本記念日協会」が認定している「ガチャの日」です。

記念日の申請をおこなった「株式会社ぺニイ」(※)は、1965年に日本ではじめてガチャを導入した企業であり、2月17日が会社の設立日であることから本日を「ガチャの日」としました。

「成田空港」や「関西国際空港」といった国際線の離発着が多い日本の窓口にも数多く設置され、海外からの来訪者たちからも“JAPANESE CAPSULE TOY GACHA”として人気のマシン&サービスですが、じつはこれ、発祥は日本ではありません。

ガチャが誕生したのは、100年以上前のアメリカ。そもそもはボール状のチューインガムを販売する機械として生み出されたものなのだとか。

それが時代を経てアレンジがなされ、現代のガチャへと進化を遂げたのです。

ちなみに、アメリカではこのマシンで遊ばせると子どもが泣き止むことから「shut up toy(シャラップトイ)」とも呼ばれていたそうです。

今や子どもだけでなく大人までをも夢中にさせるガチャ。決済のキャッシュレス化がますます加速するであろうこれからの時代、どんなさらなる進化をみせてくれるのか......楽しみです。

※当時の社名は「株式会社ぺニイ商会」。現在は「株式会社タカラトミーアーツ」のグループ企業となっている。

Top image: © JS14/Shutterstock.com
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