新品の「風合い」を何度でも甦らせる、世界初タオルメーカーによる「タオルのメンテナンス」
日本が誇るタオル生産地のひとつ今治でオーガニックタオルを製造する「IKEUCHI ORGANIC株式会社」が、世界で初となるタオルメーカーによる洗濯サービスを開始した。
なんでも、風合い、におい、汚れなど、タオルの気になる悩みをすべて解決してくれるみたい。
思えば、使用頻度の多いタオルは、繰り返し洗濯をしているあいだに、いつのまにか肌触りがゴワゴワになることがある。これ、製品の劣化ではなく、洗濯や乾燥の仕方に問題があるようで。
そうはいっても、なにぶん日用品。くたびれたら買い替えという印象が強いだろう。しかし、同社は強調する。国内でていねいに作られたタオルを適切に洗濯・乾燥すれば、何年でも使用することができる、と。
実際、同社の製品を購入したユーザーのなかには5年、10年と風合いを保ったまま長く愛用する人たちがいるようだ。
商品寿命に差が出る正しい洗濯、正しい乾燥を、もっと多くのユーザーに届けたい。その想いから業務用洗濯機・乾燥機を導入、タオルクリニックを開設したというわけ。
メンテナンスサービスは公式ページよりオーダーし、あとはタオルを送るだけ。新品同様の風合いが戻ったタオルの肌触りは、きっと格別なものに違いない。
こうしたサービスをメーカーが始めたことに大きな意味があると思えるのは筆者だけだろうか。消耗品として買い替えを促すこともできたはず。が、それではサステイナブルな社会の実現には向かわない。ならば……。
消耗品から愛用品へ——。
この発想の転換とともにIKEUCHI ORGANICは、SDGs12番目の目標「作る責任、使う責任」をユーザーとともに実践しようとしている。シンプルにして、通底するのはものづくりの原点そのもの、では?
さて、あなたのタオルのコンディションはいかがですか?
『IKEUCHI ORGANIC タオルメンテナンスサービス』