日本はやがて存在しなくなる──衝撃発言のイーロン・マスク氏、その真意やいかに

電気自動車メーカー大手「テスラ」のCEOを務める実業家イーロン・マスクが投稿したあるツイートが、話題を呼んでいる。

それは、「日本はやがて存在しなくなるだろう」という衝撃的なもの。

このツイートは「共同通信社」が発表した「日本の人口が前年に比べて64.4万人減少した」という旨のニュースに対してリプライされたもので、全文は以下のものとなる。

「当たり前のことだけど、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう。これは世界にとって大きな損失になる」

この数値は昨年10月1日時点のもので、前年比の減少数は過去最多を記録。なかでも死亡数が出生数を上回る「自然減」60万9千人とその大半を占めていることが、マスクの発言に結びついたと思われる。

本人も前置きするように、記事の内容だけを読めば当然の発言にも思われる。

ただ、世界一の富豪とも称され、9000万人を超えるフォロワーを持つ同氏が発言したことが大きかったのだ。

そんなマスクは今年4月に約440億ドル(約5兆6千億円)というとんでもない額で「Twitter」を買収。

その理由として言論の自由を守ることを挙げており、これまで規制が厳しかった投稿の規制緩和などの取り組みをおこなっていくと見られている。

そんななかでの今回のツイート……。

これは、マスクが本当の意味でニッポンの危機を示唆しているものであると同時に、Twitterというプラットフォームで、より大きな影響をもたらせることを自らの大胆な発言によって示したものでもあるのではないだろうか?

深読みしすぎかもしれないが、発言の真意はさておき、人口減少が日本においても世界においても課題の一つに挙げられているのは事実。

大きな波紋を呼ぶこととなったこの発言を受けて、日本政府から何かしらの方策を打ち出される可能性はあるのか。今後の動向にも注目だ。

Top image: © iStock.com/portishead1
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