イーロン・マスクが「人とAIをつなぐ研究」について発表

8月28日、イーロン・マスクが設立したAI研究企業「Neuralink」が、人とAIをつなぐデバイス「LINK」の開発状況について発表。2019年におこなわれた前回の発表から現在まで、いかに研究が進んだのかが説明された。

特筆すべきは「LINK」のサイズが大幅に変わったことだろう。耳の後ろあたりに補聴器のようなデバイスを埋め込む予定だったが、頭蓋骨の表面に穴を開け、フタをするように「LINK」を設置するという。

直径は23mmで、厚さは8mm。バッテリーはワイヤレス充電が可能で、外部端末とは5m〜10mの距離なら無線で接続できるそうだ。

イーロン・マスクは、ゆくゆくはデバイスに記憶を保存したり、特定の人間の意識を別の身体にダウンロードできると主張。とはいえ、その前段階としても体温血圧などを測定でき、心臓発作脳卒中の早期発見にもつながるとのこと。

ちなみに「LINK」は7月に「アメリカ食品医薬品局(FDA)」の認定を受けたという。

SF映画が現実になる日は、そう遠くはないのかもしれない……。今回の発表に興味がある方は以下の動画でチェック。

Top image: © 2020 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。