米マクドナルドが「広告の盛りすぎ」で訴えられる
SNSが浸透するにつれて、日常生活で目にすることが当たり前になってしまった誇大広告──。
アメリカの「マクドナルド」と「ウェンディーズ」が、そんな誇大広告を公開しているとして訴えられたという。
訴訟を起こした男性は、広告に掲載されている商品と実際に提供される商品に大きな差があることを指摘。自らと他の被害を受けた顧客への補償として、5000万ドル(約64億円)を求めている。
広告に掲載される食材や料理の写真には、フードスタイリングという、“盛り”が加工として施されるのは、いわば広告業界における常識でもある。
が、それが「行きすぎた加工」と捉えられることも。あまりにも広告と実物に乖離が生まれてしまっては……。
今回の訴訟は、そんな過剰なフードスタイリングを抑制するために重要な役割を果たすかもしれない。
裁判でどのような決断が下されるのか、注目だ。
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