「メルセデスベンツ」の次世代EV、ドイツから英国まで1200km以上を1回の充電で走行
先月23日、「メルセデスベンツ」は次世代EVコンセプト「ヴィジョンEQXX(Mercedes-Benz Vision EQXX)」の公道走行テストの結果を発表した。
その内容は、14時間30分の走行テストを行い、1回の充電でドイツから英国までの航続1200km以上を達成したという驚きの内容。
©Mercedes-Benz
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走ったコースは、開発部門の本拠地ドイツ・ジンデルフィンゲンを出発し、フランスからユーロトンネルを経て英国のシルバーストン・サーキットまで。
次世代の炭化ケイ素を使用した電気モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスで構成される「ヴィジョンEQXX」。バッテリーパックを新開発し、蓄電容量を100kWhと大きくするだけでなく、およそ400Wh/lのエネルギー密度を実現。コンパクトな車体に搭載することを可能にした。
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平均電力消費量は100km走行あたり8.3kWh。エアコンを8時間以上稼働させたというが、エネルギー消費への影響は最小限に抑えられたという。
今回の成果は、驚異的な効率と航続を備えた「メルセデスベンツ」の次世代EV開発に向けた大きなステップになるだろう。
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