「ポカリスエット」が打ち出した、“使い捨て文化脱却”への秘策
サステイナブル、SDGsといったワードがフィーチャーされる現代において、「捨てる」をいかに減らせるかは大きなテーマだ。
スポーツ飲料でおなじみの「ポカリスエット」も、循環型社会の実現に向けて新たな商品の販売に打って出た。
それが、「ポカリスエットリターナブル瓶250ml」である。
©大塚製薬株式会社
中身はいつものポカリだが、特徴的なのは栓抜きで開けるタイプの瓶に入っていることだ。ブランドの品質基準をクリアし、かつ瓶に直接ロゴをプリントすることでラベルに使われるプラスチックを削減。
さらに、販売には「Loop」という循環型ショッピングプラットフォームを活用することで、専用の返却ボックスに飲み終わった容器を戻し、それを洗浄・再補充してまた販売することができるという。
そもそも「Loop」とは、本来使い捨てされる日用品や食品のパッケージをガラスなどで作り、繰り返し使うことを可能にした商品提供システムのこと。
購入、消費、返却のサイクルをこなすことで使い捨てを削減し、消費者側としてもそうすることでLoopのアプリをとおして容器代が返金されるというのだ。
©大塚製薬株式会社
今回の商品についても価格は1本230円だが、容器代70円が返ってくるため、実質160円。
それでも、容量を考えると従来のペットボトル商品よりもかなりお高め。ただ、一人ひとりが未来のために行動することが、最終的にはプラスな形で自分たちに返ってくるはずだ。
販売は7月12日(火)から「イオン」と東京、神奈川、京都など計7都府県の66店舗。詳しくはこちら。
Top image: © 大塚製薬株式会社