「トヨタ」が提案、クルマ好きを誰ひとり置いていかないカーボンニュートラル

「クルマ好きだからこそできるカーボンニュートラルの道がある」。

こう語ったのは、「トヨタ」の豊田章男社長。今月13日から15日の3日間、幕張メッセで開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2023」のステージでのこと。

同イベントに出展した「TOYOTA GAZOO Racing」と「LEXUS」が掲げた共通のテーマは「トヨタはクルマ好きを誰ひとり置いていかない」。

このテーマのもと、以下3つのコンセプトに沿った車両やパーツなどを展示した。

●愛車を守るカーボンニュートラル
●モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり
●愛車と楽しむ多様なライフスタイル

なかでも多くの注目と話題を集めたのが、オリジナルの状態を極力そのまま残し水素エンジン車、バッテリーEVに改造したコンセプトカー「AE86 H2 Concept」「AE86 BEV Concept」の展示。

新車だけでなく、すでにドライバーたちが乗っている愛車のカーボンニュートラル化を同時に進めていくことも今後に向けて非常に重要であると伝え、その具体例となる2台を示した。

“すでに誰かの愛車になっているクルマにも選択肢を”としたこの姿勢。カーボンニュートラルを推進しつつ、「クルマ好きを守る」というコンセプトは、これまでなかったのかもしれない。

クルマ好きたちが諦めるのではなく、一緒に未来をつくれるように。クルマ社会をカーボンニュートラル時代にアジャストさせる「トヨタ」の今後に期待。