世界初の「カーボンニュートラルなチェダーチーズ」ができるまで

イギリスのチーズメーカー「Wyke Farms」が、世界初となるカーボンニュートラル認証を受けたチェダーチーズを発売した。

どのような方法でカーボンニュートラルを達成したのだろうか?

まず、「Wyke Farms」は環境に負担をかけない牛乳を製造するべく、飼料や土地管理、エネルギー利用、環境再生型農業、土壌保護に関するサステイナビリティ計画と、インセンティブプログラムを実施。

この取り組みによって、牛乳1Lあたりの二酸化炭素排出量が全国平均の20%以下になっているそうだ。

そんな牛乳を利用したチーズ製造に関しては、廃棄物や梱包材を最小限に抑えるよう努力し、製造過程で発生する熱を回収し、排水をろ過して再利用。その際に必要となるエネルギーは、太陽光発電と、農場などから排出される廃棄物を利用したバイオマスガスによって供給されているようだ。

「Wyke Farms」は「カーボンオフセットが一時的な解決策に過ぎない」と認めつつ、現在はインドネシアの泥炭林保護とインドの太陽光発電のプロジェクトに投資しているとのこと。

今後もより良い選択肢を探していくと彼らは発表している。

こうした取り組みによって、「Wyke Farms」はカーボンニュートラルを達成したそう。彼らの活動は業界に大きな影響を与えるに違いない。

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