砂糖、ミルク不使用「100%カカオフルーツのみ」でつくるチョコ
スイスのチョコレートブランド「カカオバリー」より、今年9月にデビュー予定の「EVOCAO™(エヴォカオ)」。従来のチョコレートが使用している砂糖、バニラ、レシチンといった材料を一切含まない、100%カカオフルーツのみから作られたチョコだそう。
チョコレートの製造過程において、じつに70%近くが原料にならずに廃棄されているという、カカオフルーツの皮や果肉を再利用してつくる、今回のホールフルーツチョコレート。
これまで同社が培ってきた知識や経験をもとに、世界で活躍する30人のシェフやパティシエと、約2年の歳月をかえて開発したカカオバリー渾身の新商品だ。
なんでも、風味はフルーティーで例えるならマンゴーやパッションフルーツ、マンダリンといった、トロピカルフルーツを連想させる仕上がりなんだそう。
©バリーカレボージャパン株式会社
ブランドを手がける「バリーカレボーグループ」では、2025年までに「フォーエバーチョコレート」を達成することを目指している。
・生産者の生活・生産性を向上させる
・児童労働をサプライチェーンから根絶する
・自然環境を保全する
・サステイナブルに調達された原材料を使用したチョコレートを当たり前にする
という4つの指針で構成された目標で、「エヴォカオ」もそれに基づいて製造されている。
材料は生産者の生活の質が向上するような過程で調達。チョコレートでは世界初となる、環境に配慮したプロダクトの認証マーク「Upcycled Certified™」の取得にも動いているそうだ。
地球全体にヘルシーな循環を生む“完全サステイナブル”なチョコレート。今後どんどん増えてきそうで、楽しみだ。
『カカオバリー』
Top image: © バリーカレボージャパン株式会社