混乱の「TOKYO2020」から早二年。世界はいまだ混沌のなか。

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

「東京2020オリンピック競技大会」開幕

日本時間、2013年9月5日の AM5:00。

アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスで開催されていた「国際オリンピック委員会」の総会において発表された内容に日本中が沸きました。

1964年10月の第18回大会以来、じつに56年ぶりとなる日本・東京でのオリンピック──そう、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催が決定した瞬間です。

「TOKYO 2020(ニーゼロニーゼロ)」と呼ばれるこの大会は、10年前の決定から閉会を迎えた今もなお、開催地である日本の人々だけでなく、世界中の多くの人の“記憶”に刻まれるものとなりました。

ご存じの通り、大会名に冠された暦と実際に開催された年は異なります。

“United by Emotion(感動で、私たちは一つになる)”をコンセプトに「オリンピックスタジアム(国立競技場)」で開会式がおこなわれたのは、2021年の今日7月23日。

開催地決定の際に予定されていた会期(2020年7月24日〜)から1年後の実施となった理由は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミックの影響によるものでした。

開催そのものが危ぶまれる状況のなか開幕したTOKYO2020。

その決断に賛否はありながらも、人類が未曾有の危機に直面するなかで、結果、多くの人が勇気と感動を与えられたであろう事実は否定できないでしょう。

そして2023年、夏。世界はいまだ混沌のなかにいます。

オープニングセレモニーのテーマではありませんが、人々が一つになれる鍵は、きっと“感動”だけじゃないはず。

その鍵が、いっときも早く見つかりますように──。

Top image: © iStock.com/Inside Creative House
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。