福祉大国・フィンランドの「◯◯の日」が人に全然やさしくない件

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

お寝坊さんの日

暑さでなかなか寝付けなかったり、夜遊びが楽しかったりで、朝、なかなか起きられないって人、いませんか?

今日7月27日は、北欧の国・フィンランドで古くから親しまれている「お寝坊さんの日」だそう。

そのかわいらしい呼び名から「今日はどんなに寝坊してもOK!ごろごろしちゃおう」なんて記念日かと思いきや、「駐日フィンランド大使館」の公式Twitterをみてみると......

Reference: 駐日フィンランド大使館/Twitter

水に投げ込まれてるやないかーい!

国土の約75%が森林で覆われ、世界的にも“福祉国家”として知られるフィンランドという国のイメージからは想像できないほど破天荒な匂いを漂わせる「お寝坊の日」は、家でいちばん遅くまで眠っている人に水をかけたり、湖に投げ込んだりして祝う(?)という、なかなかにハードな内容。

この記念日は、3世紀の半ばの中世の時代、ローマ帝国の迫害から逃れた7人のキリスト教徒が、とある洞窟に逃げ込み、あまりの精神的&肉体的な疲労から、なんと200年間も眠り続けたという伝説「7人の眠り男」にちなんで制定されたものなのだとか。

この時期にフィンランドにいく際は、くれぐれもご用心を。

Top image: © iStock.com/quintanilla
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。