「気は優しくて力持ち」──今日は「秋田犬」が天然記念物に指定された日

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

「秋田犬」が国指定天然記念物に指定された日

「沈毅にして威厳を備え悍威に富み、忠順にして素朴の感あり、地味な中に品位を持ち、感覚鋭敏にして、挙措重厚敏活共に備う」──。

見慣れない&聞き慣れない、なんとも難しい表現が並ぶこの文言、じつは「秋田犬標準(審査基準)」の冒頭の「本質とその表現」に記されている内容です。

91年前(1931年)の今日7月31日は秋田原産の「秋田犬(あきたいぬ)」が日本犬としてはじめて国の天然記念物に指定された日です。

秋田犬といえば、おそらく多くの人が思い浮かべるであろうハチの物語。そう、あの東京・渋谷の駅前の銅像でお馴染みの忠犬・ハチ公です。

毎日のように飼い主を渋谷の駅まで迎えにいき、主人が亡くなったあともなんと約10年にわたって電車の到着時刻になると駅の改札口に現れ、主人の到着を待っていたといいます。

そんなハチの行動が『朝日新聞』に寄稿・掲載され、全国の多くの人の感動を呼びました。

1935年、渋谷の路上で静かに息を引き取ったあとも、映画、CM、銅像などで多くの人々に親しまれる忠犬・ハチ公。

冒頭で紹介した秋田犬の特徴ではありませんが、「気は優しくて力持ち」を地でいくハチは、今日も大都会・渋谷の真ん中で、改札口から出てくる人々を優しく見守ってくれています。

Top image: © beibaoke/Shutterstock.com
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