今日、アメリカ独立記念日にスーパーからマシュマロがなくなる理由

今日、7月4日はアメリカの「独立記念日」です。昼間はBBQ、夜は花火を見るというのがトラディショナルなお祝いの仕方。全米のどこもだいたい一緒。

でも、ここで紹介するのは、僕の中に今でも鮮明に印象が残っているカリフォルニア州サンディエゴ独自の風習。ロサンゼルスから車で2時間ほど南下したこの街だけの、エキセントリックなお祝いなのです。

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メインになるのはオーシャンビーチという地域。ここはいわゆる”南カリフォルニア”の街並みで、まさに「Laid Back(ゆったり)」という言葉が似合うヒッピータウン。

ゆったりした雰囲気も、今日だけはガラッと変わります。

夜、花火が終わりに近づくにつれて、人々のはやる気持ちが次第に高まっていきます。なぜなら、マシュマロファイトが始まるから。

老若男女が全力で
マシュマロをぶつけ合う。
それだけ!

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この夜最大の花火が夜空に号砲を轟かせたときが、はじまりの合図。瞬間、吹雪のようにマシュマロの放射。ルールは無用。強いて挙げるならば、決して手を抜かない。何がどうお祝いに繋がっているのかは……。目を瞑ってください(笑)。

市公認のイベントではないにもかかわらず、意外と歴史が深いんです。

OB Rag」によると、キッカケは、1985年にある2つの家族がはじめた遊び。BBQ用のスモアに使うはずだったマシュマロが余ったから?いずれにせよ、数年後にはそれがムーブメントとなり、Saratoga AveとMuri Ave沿いに暮らす住人たちのバトルになりました。さらに時が経ち、たくさんの人が焚き火を囲みながら投げ合いをするように。

近所に住んでいた僕は、友だちからマシュマロファイトの話を聞いたときに「日本では絶対にありえないことだ。ここで行っておかないと後で後悔する」と思い、居ても立ってもいられなくなり参戦。どんな人が来ているのだろう?と思い、周りを見渡すと、バケツいっぱいにマシュマロを持っている人や、今から野球もできますというスポーツウェアを着ている人も。ベテランらしき人ともなると、ヘルメットを装着する人もチラホラ。

口を開けていたら食べれるかも、なんて思うでしょ。でも大間違い。この日を待ってたぜ、と言わんばかりの参加者が全力投球です。1年分の思いが詰まったマシュマロがどんどん飛んでくる。当たった時の痛さは、アザになるのではないかと心配してしまうほど。

「今年も行くの?」と現地の友だちに聞いたところ、「多分、行けない」と冴えない返答。理由は2013年以降、マシュマロファイトへの規制が厳しくなっているんだとか。

考えれば、そうなんです。ゴミも出るし、道路は汚れるし、靴の裏はベタベタで歩きづらくなるし……。それゆえ、独立記念日を迎える数日前からマシュマロを売らなくなる商店も、この界隈ではたくさん。 

気になることが1つ。マシュマロファイトが始まってから約30年。ネガティブ要素を考えたら、すぐに中止になっていた可能もあります。それでも、最近まで続けられていたということは、近隣住民にも何か強い思い入れがあったのかもしれません。

Reference:Paul Giret, OB Rag
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