テレビ放送は10年以内に消えるって本当?ネトフリCEOの真意とは。
「ネットフリックス(Netflix)」が2022年第2四半期決算を発表し、北米において過去3ヶ月の間に130万人もの加入者を失ったことを発表した。
過去10年に渡る急成長の雲行きが、いよいよ怪しくなってきたのではないかと視線が集まるなか、CEOリード・ヘイスティングはこう発言。強気な姿勢を崩すことはなかった。
「テレビ放送は5〜10年以内に消えるだろう」。
氏の発言を裏付けるように、ネットフリックスはアメリカでの合計視聴時間ランキングにおいて他社を圧倒している。
ストリーミングサービス同士でも視聴時間の熾烈な奪い合いが起きており、成長には一旦ブレーキがかかりそうだ。
過去にはケーブルテレビの専門コンテンツの増加により市場が細分化され、テレビ放送局の力が弱まったこともあった。
ストリーミングサービスが参入したことによって、競争の構造自体が変化したわけではないのだ。
限りある人々のスクリーンタイムを奪い合うなかで、映像コンテンツはSNSという“敵”とも戦わなくてはいけない。
テレビ放送に多様化した市場を生き抜く術は残されているのか?
Reference: Netflix’s CEO is ready for TV to die
Top image: © Ore Huiying/Getty Images for Netflix