1000年に1回?
英国で気温40℃超の猛烈熱波
去る7月18、19日、英国で観測史上最高となる40℃を記録したことが大きな話題となった。
欧米の気象学者によって組織される国際研究チーム「ワールド・ウェザー・アトリビューション」は、原因となった猛烈な熱波が1000年に一度の異常気象だったことを発表。
気象予測モデルの分析によると、人為的な気候変動が今回のような異常気象のおきる可能性を10倍高めているとされた。
また、予測モデルと実際の観測結果を比較すると変動の値に大きな差が生じているため、将来の傾向を正確に予測するのは難しいといえるだろう。
真夏の熱波は、人間に致命的な健康被害をもたらす可能性がある。さらに、気候変動に加えて、高齢化や都市集中など社会的な構造変化が更に健康に対するリスクを高めている。
人為による気候変動が、人的被害を起こすケースが頻繁になった今、我々ひとり一人に何ができるだろうか?
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