スプライトのボトルが「緑」から「透明」になる理由

「コカ・コーラ」が、炭酸飲料「スプライト」のボトルを緑から透明に変更すると発表した。

緑のボトルは60年以上採用されていたが、同社は環境配慮の観点から大きな決断を下すことになった。

ボトルの材料はご存知の通り「ポリエチレンテレフタラート(PET)」。これはリサイクル可能だが、緑をはじめとした色のついたものは食品用パッケージには使用できず、リサイクル効率が悪いのだ。

つまり、ボトルを緑から透明にするだけでリサイクル原料としての質が上がるということ。大量に生産され、大量に消費されているスプライトであることを考えれば、その影響は非常に大きそうだ。

同社は緑のボトルを採用している他のドリンクも透明なものに切り替えるとのこと。また、アメリカとカナダで販売されている飲料水「ダサニ」のほとんどを、100%リサイクル可能なボトルに変更することも発表している。

業界で大きな影響力を持っている企業だからこそ、今後のコカ・コーラの取り組みには注目だ。

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