「ダヴ」のロゴが金色から「グレー」に。一体なにが?
トータルビューティケアブランド「ダヴ(Dove)」が、先日とあるソーシャルメディアキャンペーンを開始した。
© dove/Instagram
#KeepTheGrey と掲げた同キャンペーンは、職場での年齢差別や性差別に立ち向かうことを目的として始まったもの。
きっかけは、カナダで起こったエイジズム(年齢差別)をめぐってのできごとだ。
カナダの女性ジャーナリストであるリサ・ラフラムは、自身の白髪を染めるのをやめる決断をした直後、出演していた人気ニュース番組「CTV National News」から突然解雇されることとなった。
これを受けてダヴは「白髪の女性が職場から排除されている」と問題を投げかけ、Instagram アカウントのロゴの色をゴールドからグレーに変更。「年を重ねることは美しいこと」であると強調した。
またフォロワーに対しても、プロフィール写真をグレーフィルターにしたうえで、#KeepTheGreyのタグとともにキャンペーンへ参加するよう勧めている。
今回ダヴは、女性のための職場づくりを支援するカナダの非営利団体「Catalyst」に10万ドルを寄付するとのこと。
「老い」は他人事ではなく、誰もが平等に迎えるもの。性別問わず、何歳になっても輝きながら働ける社会のために、わたしたちに何ができるだろうか?
Top image: © iStock.com/stock_colors