「ダヴ」が公開したSNSの危険性を伝える動画が衝撃的……

SNS上に蔓延る有害な美容アドバイスを衝撃的な映像で伝えた、「ダヴ（Dove）」の「セルフ・エスティーム・プロジェクト」。

その新作『Cost of Beauty』が公開され、SNSの危険性を再び訴えている。

本作が取り上げているのは、インフルエンサーのようになりたいという思いを強く抱く子どもたち。SNS上の美容コンテンツに囚われていく様子と、その結末を描いている。

ネタバレになってしまうが、ストーリーの概要をご紹介。

無邪気で笑顔あふれる少女だったMaryは、スマホを手にした日を境にSNSにのめり込んでいく。美容インフルエンサーたちの投稿に夢中になり、ときには母親に逆らってでもスマホを見続けようとしてしまう。

インフルエンサーによる"アドバイス"を忠実に実行しようとするMaryだったが、次第に元気がなくなり、涙を流し、「自分は醜い」とさえ思うようになる。

美しくなるためにSNSを見続けたはずなのに、その結末は摂食障害。ずっとスマホを握りしめていた手に点滴の針が刺さっている様子は、かなりショッキングだ——。

「ダヴ」の調査によると、5人に3人の子どもがSNSによる精神的なダメージを受けているらしい。SNSをより安全にするため、「セルフ・エスティーム・プロジェクト」を通して法改正への署名を呼びかけている。

なお、本動画では、初めから終わりまでずっと「you are so beautiful to me」というBGMが流れている。

「あなたが生まれてきてくれた。それだけで、たとえどんなことがあってもあなたは十分美しい。」というメッセージが込められているのかもしれない——。