AIによって「税金逃れプール」2万面が一斉に摘発
フランスの税務局が、「Google」とコンサルティング企業「Capgemini」と手を組み、固定資産として申告されていないプールを発見できるAI搭載のシステムを開発した。
同国において住宅などに設置されるプールは固定資産として考えられ、所有者は竣工から90日以内に税務署に申告する必要がある。しかし、申告されていないプールはかなり多く存在しているのだとか。
そんな状態を解消するべく、フランスの税務局はプールを識別できるシステムを開発。これを活用することによって、2021年から約2万面のプールを発見。追加で徴収される税金は、合計1000万ユーロ(約14億4000万円)にのぼるという。
しかし、システムは完璧ではなく誤差があるんだそうで、木の下や建物の影に隠れているプールは識別できないらしい。
今後、フランスの税務局は精度を高め、全国的に展開する予定とのこと。
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