「自分らしさ」が表現された「パラリンアート」、心惹かれる受賞作品が発表!

「三菱鉛筆株式会社」と「一般社団法人障がい者自立推進機構」がタッグを組み、7月1日から丸1か月の募集期間を設けて全国の障がい者を対象に開催された「パラリンアートコンテスト」。

それから約2か月が経ち、集まった163もの個性豊かな作品のなかから、ついに受賞作品が選ばれた。

「自分らしさを描く」をテーマにさまざまな作品が集まったなかで、最優秀賞に選ばれたのがこちらの作品。DAIKIさん作の「私はてんとう虫」だ。

©三菱鉛筆株式会社

人種、性別、障がいの有無などにとらわれず、互いが尊重し合う思いやりにあふれた世界」が表現されたこの作品は、フレームとなるスニーカーは地域社会を、クローバーと色とりどりの花々はそこに住む人々を、そしててんとう虫は作者自身を表現しているという。

なぜフレームをスニーカーにしたか、というのは作者の言葉をそのまま引用して紹介させてもらう。

スニーカーはアッパー、かかと、ソールなど12ものパーツで出来ています。そのどれもが大切。そして左右両方がそろって始めて歩くことが出来るんですね。お互いの違いを認め合いそして支えあい笑顔いっぱいの世界になることを心から祈っています。私は一生懸命に絵を描いて世界中の人たちを幸せにしたいと思っています。

この作品のほかにも、以下の優秀賞2作(上がさくらゆきさん作「小さな世界」、下がKOTOさん作「好きがかたち作るもの」)にPOSCA賞とEMOTT賞がそれぞれ5作の計13作品がノミネート。

一つひとつ描いている内容やストーリーはまったく異なるものだが、それぞれがユニークで自然体。そして、不思議と引き寄せられる魅力的な作品に仕上がっている。

ノミネート作品の一覧はこちらから。あなたのお気に入りは……?

©三菱鉛筆株式会社
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Top image: © 三菱鉛筆株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。