人類絶滅の危機!?なんと、「精子の数」は減少の一途をたどっているらしい【研究結果】

人類は、絶滅へと向かっている……そう思わずにはいられない研究結果が発表された。

イスラエルの疫学者Hagai Levine氏らの研究によると、男性の精子の数は世界的に過去40年で半減し、減少ペースは21世紀に入ってから加速しているらしい。

同氏のチームは、1973年〜2018年の間に提供された5万7000人以上の男性の精液サンプルを分析したとのこと。その結果、不妊とみなされていない男性の精子の数は、同期間で精液1mlあたり1億120万個から、じつに4,900万個まで減少していたんだそう。

また、減少ペースは21世紀以降に加速中。なんでも、年間約1.1%のペースで減少しているらしい。

ただ、精子の減少がそのまま生殖能力の喪失につながるわけではないとのこと。というのは、今回の研究では、数と同じくらい大切な「精子の運動能力」が分析されていないからなんだそう。

加えて、「精液1mlあたりに4,900万個」は悲観的な数値ではないらしい。その理由は、「世界保健機関(WHO)」正常とみなす精子の数の下限が「1mlあたり1,500万個」だからなんだとか。

どうやら人類の生殖能力がすぐに失われるわけではなさそうだが、懸念点が1つ。精子の数が減少していることは分かっているものの、その理由は不明らしい。

原因が明らかにならないまま減少の一途をたどると……人類はどうなるのだろう?

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